久米宏からのお知らせ2020年6月6日(土)に、TBSラジオで放送された「久米宏 ラジオなんですけど」で、久米さんご本人から、6月いっぱいで放送を終了することが発表された。
「久米宏 ラジオなんですけど」は、「ニュースステーション」を降板した後、2006年10月7日から放送がスタートし、14年間放送を続けてきた長寿番組だった。
久米宏のレギュラー番組自体が、既にこの番組だけだったので、この番組の終了でラジオ、テレビのレギュラー番組はなくなってしまう。
今年1月には、既に終了は決まっていたらしいのだが、新型コロナウイルスの感染拡大で報告のタイミングが遅くなったそうだ。
とはいえ、6月末での終了というのは、放送業界では割とイレギュラー。
このタイミングで、というのは何か理由があるのだろうか。
番組を終了する理由は「複数ある」としており、自分でも、アナウンサーとしてのミスが多くなり、本格的にダメになったと思われる前に辞めたいと思ったみたい。
今なら、後番組にもいい形でバトンタッチできるということで、ご本人も達観した思いが感じられた。
「ニュースステーション」を降板した時の、忸怩たる思いが滲み出ていた終了とは違い、今回は、おそらく、納得しての終了だったと思われるのは、荒川強啓さんとは違うところか。
Kume*Net(久米*ネット)| Knock Knock(ノック ノック)実は、久米さんは、番組内でも告知し、2020年5月8日から、「Kume*Net(久米*ネット)」というネット動画配信を始めているが、当時は、「なんで久米宏が、ネットで?」と不思議に思った。
今から考えれば、それは番組終了に向け、新たな情報発信の場を作るためだったんだと分かる。
つまりは、久米宏は、これでメディアの仕事を引退するつもりはなく、これからも言いたいことは、自分が作ったメディアで、言いたいことを言い続ける、という信念ある決意表明だと思うな。
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