TVerが大幅リニューアル。複数デバイスの連携や地上波放送のリアルタイム配信に対応（PHILE WEB） - Yahoo!ニュースAndroidTVで「NHK+」アプリが配信スタートした2022年4月1日に、同時に、「TVer」アプリのアップデートが配信された。
アプリを立ち上げたら、いきなりセットアップをやり直す画面になり、ちょっとびっくりした。
このアップデートは、AndroidTV版だけでなく、Android/iOS版も同様なのだが、ここでは、大画面テレビで動画配信が見られるAndroidTV版についてご紹介したい。
お知らせ詳細-1 | TVerこれまで「TVer」アプリでは、最初に、年齢層、性別、郵便番号を入力するだけで使えたが、それだけに、例えば「お気に入り」の登録は、端末ごとバラバラに管理され、スマホでお気に入り登録した番組を、AndroidTV版アプリのお気に入り番組一覧に表示することなどができなかった。
今回のアップデートで一番大きなのは、無料の「TVer ID」というアカウントを作成し、そのアカウントごとに「お気に入り」などの情報を管理することで、複数の機種間で、「お気に入り」を共有したりすることができるようになったことだ。
しかも、各端末のアプリで初めて「TVer ID」でログインすると、すでにその端末で登録済の「お気に入り」を、「TVer ID」に紐づいた「お気に入り」に統合するか尋ねてきてくれて、各端末の「お気に入り」を一つにまとめることができるようになっているのは親切だ。
さらに、「あとでみる」機能も加わり、とりあえずスマホなどで見つけた番組を、家に帰ってから大画面テレビで見る、といったことが楽になった。
AndroidTV版アプリでは、アプリ起動時に、複数のアカウントを選ぶ機能も追加され、家族のアカウントをそれぞれ作り、それぞれの環境を簡単に切り替えることができるようになった。
ホーム画面などの全体デザインも若干変更になったが、「お気に入り」の一覧表の表示ルールが変わったらしく、以前のアプリより若干見づらい感じもする。
慣れの問題かもしれないが。
ただ、これは以前からそうだが、スマホ版のアプリでは、日テレの一部番組がリアルタイムで視聴できるが、AndroidTV版では、引き続きその機能がない。
これについては、テレビ放送を見てもらうために、意図的に付けていないと思われるため、今後も、搭載される可能性は低そうだ。
今回の改良は、新たにアカウント登録をしなければいけない面倒さはあるが、私はとてもありがたい機能追加だと思っている。
残念なのは、今回のアップデートでも、スマホ版ではある音声付きの高速再生機能が、AndroidTV版では搭載されなかったこと。
これは、あるととても便利なので、今後、何とか機能追加して欲しいな。
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