電子書籍販売が低迷?印刷本復活の兆し | US FrontLine

米国では、このところ電子書籍の販売が伸び悩んでおり、今年1?5月の販売が前年同期比10%減となった(米出版者協会調べ)そうだ。
2014年の市場シェアも約20%と、数年前から横ばいだったらしい。
これをもって、紙の本が復活しつつあるのではないか、という希望的観測で書かれた記事も多いが、果たしてそうだろうか?

米シンクタンク調査、1年間で米国の読書人口が急下降「紙書籍は69%→63%、電子書籍は28→27%」

こちらの記事を読めば、電子書籍を読む人はわずかに減少する一方、紙の本を読む人の数は明らかに減っている。
この数字から分かるのは、アメリカ人もみんな本を読まなくなっているということだろう。
その全体的な読書人口の減少の中で、電子書籍は、比較的減少から踏みとどまっているというのが、正しい分析かも。

下落続いたマンガ市場、電子書籍の力で18年ぶり反転の兆し - 漫画の真ん中

一方、日本では、18年間下落し続けていたマンガの売上が、電子コミックの上積みで、18年ぶりに上向いているらしい。電子コミックは、広告収入による無料コミックアプリも伸びており、コミックの市場自体が、電子コミックのおかげで伸びているらしい。