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「国立国会図書館デジタルコレクション」がいつのまにか拡充されていた [電子書籍]

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国立国会図書館デジタルコレクション

国立国会図書館に、電子化した資料が見られる「デジタルコレクション」というライブラリが存在することは、以前から知ってはいた。

ただ、出来た当初のイメージは、じっくり閲覧することが不可能な国宝や、重要文化財の歴史的資料が、画面上で見られる、といったサービスだったと思う。

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絶版本が読める、印刷できる!「国立国会図書館デジタルコレクション」がすごい | wepRESS(ウェプレス)

それが、2022年12月にリニューアルされたことを最近知り、久々にチェックしてみたら、大幅に拡充されていて驚いた。

リニューアルの内容は次の通り。

(1)全文検索可能なデジタル化資料の増加

2020年12月までにデジタルコレクションに登録された図書・雑誌などのデジタル化資料がテキスト化され、全文検索可能な資料が現行の5万点から約247万点に増加した。

(2)閲覧画面の改善

閲覧画面のレイアウトを変更し、コンテンツの閲覧画面を大きくできるようにした。
また、サムネイル、目次、画像調整等の機能をタブで切り替えられるようになった。

(3)画像検索機能の追加

デジタルコレクションから切り取った画像やお手持ちの画像、またはウェブ上にある画像を使って、デジタルコレクションに収録されているインターネット公開(保護期間満了)の図書・古典籍の中から類似の図版(図、挿絵、写真等)を画像検索することが可能になった。

ただ、画像検索の精度は、「Google画像検索」ほどではないそうで、さらなるアップデートが望まれるところだ。

(4)シングルサインオンの実現

国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp/)、国立国会図書館サーチ(https://iss.ndl.go.jp/)、デジタルコレクションのいずれかのサイトでログインすれば、3つのサイト全てをログイン状態で利用できるようになった。

これにより、例えば、デジタルコレクション収録資料を検索後、国立国会図書館オンラインでシームレスに遠隔複写申込などが行えるなど、使い勝手が向上した。

(5)個人向けデジタル化資料送信サービス

以前は、デジタルコレクションで見られるのは、著作権切れの古い資料のみだったが、著作権がまだ切れていない国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手が困難なものが、「個人向けデジタル化資料送信サービス(個人送信)」で、インターネットを通じて、希望者のパソコン、タブレット等で見られるサービスが始まった。

しかも、このサービス、画面で見られるだけでなく、公式に印刷もできるという(ということは、PDF化もできるはず)。

「デジタルコレクション」で、ライブラリが大幅に拡充され、著作権がまだある絶版本などが見られるようになったのは、大きな改善点だと思う。

国立国会図書館の利用者登録(個人)について|国立国会図書館―National Diet Library

こちらのサイトから、「国立国会図書館」の本登録をしておけば、「デジタルコレクション」の利用だけでなく、国会図書館への入館、図書閲覧なども行えるので、アカウントを作っておいて損はないと思う。

関連記事:
歴史的な書物が電子化されて読める時代:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ





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