今年は、大物ミュージシャンが、本当に相次いで亡くなっているが、まさか次に「プリンス」が来るとは思わなかったな。


世界的歌手のプリンスさん 自宅で死亡 | NHKニュース

プリンスさん死去、57歳「パープル・レイン」など世界的ヒット

まだ57歳ということで、死ぬ年齢じゃないし、最近もニューアルバムを発表したばかりで、まだまだ活躍すると思っていただけに残念でならない。
死因はインフルエンザという報道もあるが俄かには信じがたいし、明らかにされていないという報道の方が多いな。

プリンスについては、私の弟が大ファンだったので、ある時期までは、おこぼれでほとんどのアルバムを聴いていたが、正直、当時は、大ファンというところまでは行かなかった。

見た目のファッションが悪趣味で「気持ち悪い」とか、音楽も天才的だけど「Too much」で胃もたれする感じがあって、恐るべきペースでリリースされたアルバム群をすべて聴くまでの情熱は持てなかったのだ。

そのプリンスに対し、新たな見方を与えてくれたのがノーナ・リーヴスの西寺郷太さんで、彼の著作「プリンス論」や、ラジオなどで語るプリンスとプリンスの音楽について、改めてその背景を意識し、聞き直すことで、随分見方、聴き方が変わった。
今は、確かに音楽史に残るアーティストだったと思っている。

1978年に「For You」でデビュー後、1981年の「Controversy」(邦題「戦慄の貴公子」)で火が付き、を1983年に発表した「1999」が世界的に大ヒットし、後は無敵状態。
1984年には、自分自身の半生を元にした映画「Purple Rain」の主演を演じ、そのサウンドトラックも、全米のアルバムチャートで24週連続1位を記録。
多作で、しかも、アルバムのクオリティが落ちないことでも、天才的と評価されていた。

7度のアカデミー賞も受賞し、2004年にはロックの殿堂入りも果たすスーパースターであり、これまでに発表したアルバムやシングルの売り上げは、世界中で1億2000万枚以上を記録するという。