なんと総計1000万部減!新聞はやっぱり「消えるメディア」なのか?  | 磯山友幸「経済ニュースの裏側」 | 現代ビジネス [講談社]

この見出しを読んで、「お、いよいよ、紙の新聞も終わりか?」と期待したら、さほど新しい情報はなくて、ちょっとがっかり。

記事によれば、日本新聞協会が集計した2015年10月時点での新聞の総発行部数(一般紙とスポーツ紙の合計)が、4424万部となり、1年前に比べて111万部も減少したそうだ。

ピークは1997年の5376万部だったそうで、そこから18年で1000万部近く減ったことになる。
これは、日本最大の発行部数の読売新聞が、一紙丸ごと消えたのと同じ減少数とのこと。
現象の原因は、もちろんインターネットサービス、および、モバイルデバイスの普及だろう。

結果として、満員電車であれだけ会社員が読んでいた新聞は、スマホやタブレットに取って代わった。
その様子を見ているので、もっと新聞購読者は減っている気がしていたんだがな。

我が家も、まずは夕刊を取るのを止めたが、やめても何も困っていない。
正直、折り込みチラシだけ届けてくれたら、朝刊も要らないと思っているが、Shufooなんかの電子チラシサービスは、ある程度の規模のスーパーや、チェーン店まではカバーできても、ローカルな小さなお店や、新規オープンのお店まではカバーできていないので、奥さん的にはまだ止められないとのこと。

地方では、顧客が減って新聞販売店が成り立たなくなり、他社と統合したり、撤退する地域も増えているという。

政権の昼食懇談会に呼ばれて、いそいそと出かける(記者ではなく)新聞社幹部が政権にすり寄り、新聞の軽減税率を勝ち取る浅ましさを見ると、もう新聞には期待できないと思わざるを得ないので、ある意味、潰れるのはいい気味だとしか思っていない。