青空文庫の展望:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ

2016年は、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、梅崎春生、高見順などが著作権保護期間が切れ、2017年1月には、冒険小説作家の山中峯太郎、大下宇陀児、エッセイストの亀井勝一郎などが著作権切れを迎えた。

新規公開作品

このため、彼らの作品も、徐々に青空文庫化されつつあるようだ。

ただ、著作権の保護期間が50年から70年に延長されるTPP素案がまとまり、2017年中に、各国の対応する法改正が完了すれば、最短、2018年からは、青空文庫の活動は中断せざるを得ない状況になるはずだった。

ところが、ご存知の通り、トランプ大統領がTPPからの離脱を表明し、残った国でTPPを発効させるかどうかさえ合意されてない状況が続いている。

「TPP関連法」が可決・成立

事実上、各国の法改正も止まってしまっており、TPP関連法の成立では日本は先行しているものの、この中に著作権法の改正は含まれておらず、現状のままでは著作権の保護期間は50年のまま続くことになる。
この状況だと、2018年どころか、2020年にもTPPが発効できるか難しく、最短でも2021年から発効するぐらいか。
あるいは、それまでに、突然、トランプ大統領が辞任し、米国がTPP再加入に方針転換し、一気に解決するか、全く先が見えない。