Google Play Musicアプリがポッドキャストをテスト中―近く一般公開へ | TechCrunch Japanこちらを読むと、どうやら日本では、まだ一部のユーザーに公開されている状況で、私はまだ利用可能対象になっていないようだ。
登録されているポッドキャストコンテンツも、まだごく少数で日本語コンテンツも皆無なので、またテスト運用中といったところか。
ただ、それでもこのニュースは、長らくポッドキャストを利用してきた人間にとっては、とても嬉しいことではある。
ポッドキャストとといえば、日本では、TBSラジオが配信を止めてしまい、ラジオクラウドに切り替えて以降、すっかり寂れてしまった印象が強いが、iTunesで見る限り、TBSラジオ以外のラジオ局は、今でも多くのポッドキャストコンテンツを配信しており、個人でも面白いコンテンツを発信し続けるポッドキャスターも残っていて、まだまだ無視できない存在だ。
【WEB上で動くpodcastアグリゲータでWEB上で音楽を再生できるWEB… - 人力検索はてな一方で、ポッドキャストを自動ダウンロードし、再生したり、オーディオプレーヤーにコピーできるポッドキャストアグリゲーターと呼ばれるソフトウェアやサービスは、どんどん消えていき、実質上、iTunesしか残っていない状態となったが、このiTunes自体も、ポッドキャストに対してやる気のなさは、火を見るよりも明白で、iTunesのバージョンアップで発生するようになったバグが、なかなか対策されなかったり、ライブラリのが多いと、ソフトが異様に重くなるのが改善されないなど、最後の望みであるiTunesさえ、あまり明るい希望が持てない状況にあった。
なので、今回のGoogle Playミュージックで、ポッドキャストが公式にサポートされるというニュースは、ポッドキャストには、唯一の光明に見えてしまう。
現状はまだできないが、Google Playミュージックでポッドキャストが聴けるということは、今後、Google Homeからも、手軽に音声コマンドで、ポッドキャストが聴けるようにできるはずだし、おそらくGoogleはそれを狙っているに違いない。
それを契機に、再びポッドキャストという音声メディアが、注目を浴びるようになるかもしれない。
ポッドキャストの収益化が難しい理由 - 枝豆ポッドキャスト放送局ポッドキャストの最大の弱点は、マネタイズが難しいことと言われている。
音声コンテンツやその前後にCMなどを挿入することで、マネタイズを図る動きもあったが、RSSでダウンロードする仕組み自体に、利用者の属性を識別する仕組みがない上、ダウンロードしたからと言って、利用者がそれを全て聴くとは限らない点で、なかなか広告メディアとして高い評価を得ることがなく、良質なコンテンツを継続的に配信し続ける障害となっていた。
しかし、スマートスピーカーからのポッドキャスト利用が増えれば、基本ストリーミングなので、アクセス実数は明確に分かるし、視聴者の属性と結び付けて管理することも難しくない。冒頭などにCMを入れても、それをわざわざ飛ばす人もいないだろうから、CMとしての効果も高いだろう。
頑張れば、やる気のないiTunesから、一気にポッドキャストアグリゲーターとしてのシェアを奪うのは不可能ではない気がする。
なので、Google Playミュージックによる、ポッドキャストの公式サポート、大いに期待したいな。
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