『新語・流行語大賞』2019“年間大賞”「ONETEAM」に決定 TOP10は「タピる」「闇営業」「令和」など選出 | ORICON NEWS新語・流行語大賞2019 年間大賞は、ラグビー日本代表のチームスローガン「ONE TEAM」に決まったらしい。
トップ10には「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ／しぶこ」「タピる」「＃KuToo」「◯◯ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」が選出されたそうだ。
まあ確かに「ONE TEAM」って、企業トップが好きな人が多かったようで、企業間の連携や、トップが社員をまとめるための言葉として、使われがちではあった。
ただ、これが「大賞」だ！と言われると、「そうかな？」という疑問が消えない。
単に、「発表会でのゲストが呼びやすかった」というのが理由ではないかと勘繰ってしまうな。
伊集院光も、ラジオで「令和」でいいじゃん、と言っていたが、まさにその通りだと思う。
やくみつる氏が「おむすびころりんクレーター」を「ねじこんだ」流行語大賞選考委員（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュースさらに言えば、同じ番組で言及していた「おむすびころりんクレーター」が候補に挙がった理由に対しても、全く同じ意見だ。
ナイツのラジオ番組に、新語・流行語大賞の選考委員である、やくみつる氏が出演した際、「おむすびころりんクレーター」を、自分がねじ込んで入れたことを自慢げに語っていて、私も「なんだこいつ？」と思った。
「おむすびころりんクレーター」は、小惑星探査機・はやぶさ２がリュウグウ表面につけた人工クレーターの愛称だが、とてもではないが流行ったとは言えない。それを入れるぐらいなら、まだ「はやぶさ２」や「リュウグウ」が入っているべきだろう。
番組では、「この認知度2％の新語を敢えて候補語にねじこんだことで、認知度を高めることが出来たかも。そんな『新語』があってもいいと、個人的には思う」と何気なく語ったのだ。
でも、例えば、全く流行っていないお笑いのギャグがあったとして、それを個人的に認知度を高めたいと思って候補に挙げたら、新語・流行語大賞の審査委員としての言動として、おかしくないだろうか？
そんな理屈が通るなら、審査委員は、どんな言葉でも、自在に候補にできてしまうことになる。
やくみつる氏、チョコプラ“流行語大賞落選”に持論「彼らはギャグに依存してない」― スポニチ Sponichi Annex 芸能やく氏は、今回、芸人のネタが一つも入らなかったことに対しても、「チョコレートプラネット」を例にとり、「彼らはギャグに依存してる訳ではないじゃないですか。毎回しっかりネタを作り込んできてるんで。第7世代と言われる人たちもそうだし。だからくくりにくい」と語り、ネタの完成度をトータル的に考えた上で「むしろ入んない方が…」と、落選の意味を前向きに捉えるべきと主張していた。
ここにも、「しっかりしたネタ芸人は、芸人寿命を考えれば、受賞しない方がいい」などという、新語・流行語大賞選考委員の役割を超えた発言がある。もはや芸人の将来まで心配する芸能評論家にでもなったかのような、やく氏の選評に呆れるほかない。
ああ、なるほど、だから昨年もサンドの「ゼロカロリー理論」なんかも、候補にさえ挙がらなかったんだな。
「主宰の『現代用語の基礎知識』が大幅リニューアルされたのを機に、新語・流行語の選び方も個人的に変えてみた」とも語っていたが、賞の根幹となる選定方針を、主催者や他の選考委員とオーサライズすることなく、勝手に決めていいことだとは思えない。
こういうことを勝手に行ってしまう人は、不愉快なので、もう選考委員から外して欲しいな。
そうでなくても、選考委員は、毎年固定ではなく、もうちょっと流動性がある決め方をしてもいいと思うぞ。
そうでないと、やく氏のように勝手な解釈を始める人が出てくるから。
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