月~木曜の帯番組が、木曜からスタートするのは異例だ。
新パーソナリティとしては、本来、この時間帯、前の番組を聴いていた人の気分をリセットしてもらうため、新たに月曜から始めたいはずだろう。だから、前番組が終わった翌日からスタートって、プレッシャーだろうなと思った。
しかも、事前情報を見ると、新パーソナリティの乃木坂46・山崎怜奈は、過去に小さなコーナーのラジオレギュラー出演はあったようだが、帯も生番組も全く初めて。
それなのに、番組を通してのアシスタントとかパートナーはおらず、一人だけで進行するって、「週末ノオト」のバービーみたいに、バタバタしないだろうか?と心配していた。
正直、「乃木坂46」は興味がなく、少し顔を知っているメンバーがいる程度で、名前がそらで言える人はいない程度の自分。
山崎怜奈さんのことも全く知らなかったから、「平日の午後から、ぶりぶりのアイドルラジオを始める気か?」と疑いの目で見ていたのは否定できない。
ところが、いざ番組が始まってみたら、第一声から、びっくりするのどの安定した大人のしゃべり。
こういう時って、本人の緊張は、なぜかリスナーに伝わるものだが、それが全然感じられない。
声も滑舌もよく、とても落ち着きがあって、まるでアナウンサーみたい。
フリートークもしっかり喋れていた、というか、話の組み立てが上手い。
最初に、「人間ドックに行きました」とだけ言って興味を引き付けておいて、ルーティンの番組説明などを行い、その後のフリートーク枠で詳しい内容を話し始めるあたり、なかなかの手練れだと思った。
さらに、好きなラジオ番組を語らせたら止まらない感じで、本当にラジオが好きなんだな、と分かる。
いくつかコーナーはあるものの、ゲストもなしで、たった一人で進行もこなし、無事番組エンディングを迎えていたのは立派と言うほかない。
私も、頭だけ試しに聞くつもりだったのに、ついつい最後まで聴いてしまった。
この衝撃は、初めて、全く知らなかったジェーン・スーのしゃべりを聴いたとき以来かも。
毎日全部聞くのは、時間的に無理だけど、今後もせめてオープニングトークだけでも聴こうかな、と思う。
調べると、彼女は現在23歳で、この春、慶応大を卒業したばかりというから、地頭もいいんだろうな。
でも、頭がいいからといって、ラジオが好きだからと言って、ラジオ番組のパーソナリティができるとは限らない。
そこの才能を見抜いて、彼女を抜擢したTOKYO FMの見る目は、スゴい。
もっとも、そういう意味では、かつて高橋みなみを抜擢した時点から、スゴいのだが。
ただ、23歳の女性を帯生で一人だけでしゃべらせ続けるというのは、話すにもネタが尽きてきて厳しい筈で、やっぱり曜日替わりパートナーみたいなものは、いた方がいい気はするけどな。
それとも、それができないぐらい、今、ラジオ局って、予算が厳しいんだろうか。
AuDee(オーディー)【旧JFN PARK】 - Google Play のアプリなお、「AuDee」アプリで、毎回番組のアフタートークが聞けるそうなので、興味ある方はどうぞ。
今回は、裏番組の「たまむすび」も好きであるというぶっちゃけや、お父さんからのLINEメッセージの内容などについて語っていた。
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