いわゆるバーニング系列の事務所だといわれる「テイクオフ」から、独立系の「フラーム」へ移籍するとなると、従来のイメージでは簡単ではないはず。
それが、契約期間切れを前倒ししてまで、スムーズに移籍できるというのは、芸能記者にとってもかなり異例だったようだ。
田中みな実“掟破り”の電撃移籍で囁かれる重鎮激怒とツブシの指令…|ニフティニュース田中みな実がバーニング系から移籍でこれからバッシングが始まる? すでに週刊誌に「わがまま」「増長」情報が…|LITERA/リテラ移籍発表直後は、きっと田中みな実は、悪い噂を立てられ、レギュラー番組もはく奪されるだろう、という憶測記事が出たのだが、結果としては、全くそうならず、レギュラー番組は終わらずにむしろ増え、新しいドラマ出演も決まった。
田中みな実は女優に!「トラブルなしで事務所移籍」その深層 | 日刊大衆田中みな実、突然の事務所移籍も「周囲が引きとめなかった」ワケ | 週刊女性PRIMEそれは、芸能界の常識にまみれた記者たちには、考えられなかったことらしく、次のステップとして、なぜそんな異例なことが可能になったのかを憶測する記事が出始めた。
ただ、それらを読んでも、納得できる記事は一つもない。
どれを読んでも、「元の事務所との関係がよくなくて、事務所も手を焼いていたので、辞めてせいせいしているようだ」みたいなことも書いてあるが、いやいや、関係悪化で契約打ち切り、というのはあるが、それと、契約解除後、自由にさせるかどうかは別の話だろ。
他の芸能人でも、所属タレントの見せしめのために、辞めた芸能活動を妨害するのはよくあった話だ。
大手事務所の契約更新がこじれて辞めたら、そのタレントを起用するテレビ局に対し、大手事務所の芸能人の出演をすべて拒否して、暗に脅し、合法的手段でほとんどテレビに出られなくする、なんてことはよくあったこと。
田中みな実も、本当に元事務所が手を焼いていて、関係がこじれていたとするなら、契約終了と同時に、テレビから締め出されても不思議はないし、上の記事では、それが起きていない点について何も納得できる説明はない。
ましてや、契約満了を前倒しして、移籍できる、というのは、元事務所が納得していなければ、ありえないはず。
となると、元事務所に対して、「移籍金を支払う」みたいな明確なインセンティブがあったのではないだろうか。
契約が切れる前に移籍する場合「移籍金を支払う」というのは、プロスポーツなどでもよくある慣例だからだ。
ただ、大手とは言えない新事務所が大金を払って、わざわざ田中みな実を獲得するというのも考えにくいから、払ったのは田中みな実本人かもしれない。
ここからは完全なる憶測になるので、その前提で読んで欲しい。
田中みな実の移籍話は、かなり前から出てはいたようなのだが、もし、その交渉の中で、「写真集の印税はすべて事務所に渡すから、移籍を認めて欲しい」と言えば、公称60万部の印税、1億円以上が事務所に入ることになる。
さらに、「今年入ったCM契約料も要らない」と言えば、金額は合計2億円に達するかもしれない。
これらのお金を放棄する条件なら、元事務所も、あっさり新事務所への移籍を認めても不思議ではないだろう。
契約満了前に移籍したのも、実はこれが理由かもしれない。
もし、田中みな実が、前事務所との契約満了後に、新事務所に移籍したら、前事務所は無償で田中みな実を手放すしかない。
前事務所が何らかのお金を受け取ったら、それは税務上も扱いに困る裏金になってしまうはずだからだ。
しかし、あえて契約満了前に移籍することにすれば、前事務所は、田中みな実から、違約金として税務上もお金を受け取れる名目が立つ。
この辺が、田中みな実が「大人の事情」として、言葉を濁した部分なのではないかと睨んでいる。
実際、印税なしでも、田中みな実には相当な収入があって、お金に困る訳ではない。
一方で、「プロフェッショナル」の映像を見ていても、億単位でお金が入ったにしては、持ち物もあまり変わっていないし、お金を豪快に使う様子も見えないのが不思議だったのだ。
もちろん、見えないところで、億ションを買ったのかもしれないし、本当のことは分からないのだが、「実は移籍を認めてもらうために、巨額の印税は本人には入っていない」という私の憶測も、全くあり得えない話ではない気がしている。
彼女自身、普段からお金に執着してるようには見えないし、性格的にもスパッとやりかねない気がするからだ。
もちろん、これは、あくまで完全に私の憶測でしかない。
ただ、上の雑誌記事なんかより、よっぽど「大人の事情」と言って隠すのも納得できる、説得力がある憶測だと思うけどな。
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