私自身、一番本を読んでいた30歳代までに比べ、明らかに読書量は減少している。

原因は、やはり老眼が大きい。
紙の本、特に文庫本などの小さい文字を長時間読むのが億劫になってきたのだ。
最近、電子書籍でも買えるなら、なるべく電子書籍を買うようになったのは、文字を拡大できるから、というのも大きい。
ニュースも、紙の新聞を読まなくなり、もはやWebで見りゃいいや、という感じになりつつある。

エンジニアとしても、電子書籍化の流れは大きい。
論文だって、紙の論文誌よりPDFファイルで読むケースが大幅に増えたし、規格書なんかは、検索を考えたら、明らかにPDFなどの電子ファイルで読む方が利便性が高いので、できれば電子版で読みたくなる。
さらには、あまりに分厚過ぎて、PDFでしか発行されないものも多々あったりする。

さらには、通勤途中も活字を読むより、Radikoの録音やポッドキャストを聴くことの方が増えたのも大きい。
目は衰えたが、耳はまだまだ大丈夫だし、iPod nanoで2倍速再生すれば、老眼で本を読むより、むしろ脳への情報の入力速度は速いかもしれない。

若いころは、当時の40~50歳のオジサンが、最近の若者は本を読まないとエラそうなことを言いながら、大半のビジネスマンのオジサンたちが、全然本を読まず、自宅の本棚を見るとゴルフの教本や、ベストセラーのビジネス書ぐらいしか置いていなかったりすることに、正直馬鹿にしていたところはあった。