映画『ドラゴンボール超 ブロリー』が全米一位を記録、最高のスタートを切る(海外の反応)| かいこれ! 海外の反応 コレクションドラゴンボールシリーズの最新長編アニメ映画最新作「ドラゴンボール超 ブロリー」が、1月16日に全米公開されたらしい。
公開規模としては、全国56のIMAXシアターと180のプレミアム ラージ フォーマットシアターを含む1,250の劇場というから、トップクラスの映画の、1/3ぐらいの公開規模でしかないない。
ところが、劇場はどこも超満員で、予約が取れない状況。
初日の興行成績が706万ドルを超え、全米トップの興行収入を叩き出したというから、驚きだ。
日本のアニメ映画では「劇場版ポケットモンスター ルギア爆誕」の初日に次ぐ大ヒットだという。
「公開から6日間の興行成績予測」も1,500万ドル以上と予測されているらしい。
これを受けて、一日の上映回数を増やした映画館も出てきており、今後、上映館自体が増える可能性もあるようだ。
映画『ドラゴンボール超 ブロリー』 オススメ見どころまとめ | アニメイトタイムズ「ドラゴンボール超 ブロリー」は、シリーズ20作目の劇場版だが、公開前から北米に向けて積極的なプロモーションを展開したという。
とはいえ、「昨年8月には、サンディエゴで開催された北米最大級のポップカルチャーの祭典コミコン・インターナショナルで、 6,500人を収容する会場でパネルディスカッションを開催し、10月のニューヨーク・コミコンには悟空役の野沢雅子が参加して話題を振りまいた。」という程度で、これだけのヒットになるとは思えない。
この人気は、コアなアニメファンでない人間が見に来ないと、ありえない興行収入だからだ。
テレビの報道で、見に来ている観客層を見ていても、子供たちよりも大人が多い。さらには、あっ、と思ったのは、見に来ている客にヒスパニック系が多いことだ。
米国にはに、中南米からヒスパニック系の移民がたくさん入ってきていて、それが問題になっていることはご存知の通りだが、世界でも、中南米での「ドラゴンボール」人気は絶大なものがあり、彼らにとって「ドラゴンボール」の最新作が見られるというのは、何を置いても優先したいイベントなのかもしれない。
そう考えると、米国での「ドラゴンボール」の大ヒットも、納得がいくところがある。
実際、「ドラゴンボール超 ブロリー」は、日本では昨年12月14日の公開以来、興行収入は1月14日時点で累計36億円を突破しているが、さらに、昨年12月27日から、北米以外の各国でも公開がスタートしており、ブラジル、メキシコ、ペルー、チリ、アルゼンチン、中央アメリカ、コロンビア、プエルトリコ、ドミニカ共和国で公開初週末のランキングで1位を獲得していて、中南米を中心に、世界的な人気を博していることからも、ヒスパニック系の人たちの熱烈な人気が伺える。
おそらく、製作側でも、最初から多言語化を前提として映画作りを行っており、ほぼ全世界同時公開できたのも、大ヒットにつながっているのだろう。
このヒットによって、米国での日本アニメの劇場公開のこれまでの冷遇ぶりが、多少なりとも変わるきっかけになるかもしれない。
その意味でも、大きなヒットだと思うな。
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