意外に人気が高い、日本の動物映画の系譜 [映画]
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「ゴジラ-1.0」邦画の全米興収で歴代1位に、「子猫物語」の記録を34年ぶり更新 - 映画ナタリー
「ゴジラ-1.0」が全米で公開され、邦画の興行収入歴代1位の記録を34年ぶりに塗り替えて、1位になったという報道があった。
このニュースを読んで、私も含めて皆が意外に思ったのが、これまで、歴代1位だった映画が、1989年に北米公開された「子猫物語」だったということ。
約1,329万ドルというと大したことがないように思うかもしれないが、おそらく、当時は、映画を半額ぐらいで見られたし、「ゴジラ」以上に知名度がないところからの、この興行収入というのは、大したものなんだと思う。
子猫物語 : 作品情報 - 映画.com
「子猫物語」は、日英合同の映画だそうで、監督は、ムツゴロウさん、こと、畑正憲さん。
「ムツゴロウ」こと畑正憲さんが亡くなった:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
2023年4月に亡くなったが、まさか、畑さんの映画が、今頃こんな形で注目を集めるとはね。
覚悟していた坂本龍一の訃報が・・・:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
しかも、この映画の音楽は、こちらも2023年4月に亡くなった坂本龍一が担当している。
このサウンドトラック盤も素晴らしいので、もっとたくさんの人に聞いてもらいたい楽曲だ。
チャトランとぷー助の二匹の猫の冒険活劇で、人間が全く出てこない動物映画だったが、日本の実写映画で、数少ない興行収入が100億を超えたヒット作品となった。
当時、私もこの映画を見たことがあるが、これをどうやって撮影したかが話題になるシーンが多々あり、動物虐待ではないか?ということで、賛否両論があったのを記憶している。
真実は、畑さん自身があまり語ったことがないので、分からないのだが、畑さんは、作家になる前は、学研で様々な生物のドキュメンタリー映画製作を行っていた経緯があり、どうやって粘り強く撮影したいシーンを捉えるか、その経験を本にも書いていた。
それを読んだ限りでは、決して、動物虐待なんかする人ではないと信じている。
ちなみに、この「子猫物語」は、YouTubeで動画が見られるが、公式なんだろうか?
DVD化はされているがBlu-ray版はなく、今のところどこでも配信されてはいないようで、気軽に高画質で見る手段がないのは残念だな。
さて、日本の動物映画って、意外に海外でも人気があるみたい。
HACHI 約束の犬 - Wikipedia
「子猫物語」以外でも、忠犬ハチ公の物語を映画化した「HACHI 約束の犬」は、1987年の日本映画「ハチ公物語」の米国リメイクで、リチャード・ギアが主演を務めたが、この映画の海外での知名度が予想外に高い。
日本を訪れた外国人が、次々と渋谷のハチ公像を見に来るのも、この映画で忠犬ハチ公のことを知っている人が多いからだそうで、それを知った時には驚いた。
南極物語 - Wikipedia
1983年に公開された「南極物語」は、日本の南極観測隊の苦難とそり犬たちの悲劇を描いた映画だったが、南極に残されたタロとジロという2頭の犬が、越冬する演技?が一番の見どころだった。
南極物語|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式
これも、その後、米国、オーストラリア、イタリア、フランスでビデオ発売され、世界で広く見られたし、後に、ディズニーでリメイクされ、それもヒットしたらしい(リメイク内容は酷かったようだが)。
よく考えれば、動物映画って、人間のセリフより動物のしぐさや行動を見たい映画だから、日本映画であっても、比較的海外でも通用しやすいのかもしれないな。
日本の音楽の素晴らしさが、一番最初に海外で広く知られるようになったのは、実は、ジャズだったというのと、似たような理由があるのかもしれない。
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このニュースを読んで、私も含めて皆が意外に思ったのが、これまで、歴代1位だった映画が、1989年に北米公開された「子猫物語」だったということ。
約1,329万ドルというと大したことがないように思うかもしれないが、おそらく、当時は、映画を半額ぐらいで見られたし、「ゴジラ」以上に知名度がないところからの、この興行収入というのは、大したものなんだと思う。
子猫物語 : 作品情報 - 映画.com
「子猫物語」は、日英合同の映画だそうで、監督は、ムツゴロウさん、こと、畑正憲さん。
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2023年4月に亡くなったが、まさか、畑さんの映画が、今頃こんな形で注目を集めるとはね。
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しかも、この映画の音楽は、こちらも2023年4月に亡くなった坂本龍一が担当している。
このサウンドトラック盤も素晴らしいので、もっとたくさんの人に聞いてもらいたい楽曲だ。
チャトランとぷー助の二匹の猫の冒険活劇で、人間が全く出てこない動物映画だったが、日本の実写映画で、数少ない興行収入が100億を超えたヒット作品となった。
当時、私もこの映画を見たことがあるが、これをどうやって撮影したかが話題になるシーンが多々あり、動物虐待ではないか?ということで、賛否両論があったのを記憶している。
真実は、畑さん自身があまり語ったことがないので、分からないのだが、畑さんは、作家になる前は、学研で様々な生物のドキュメンタリー映画製作を行っていた経緯があり、どうやって粘り強く撮影したいシーンを捉えるか、その経験を本にも書いていた。
それを読んだ限りでは、決して、動物虐待なんかする人ではないと信じている。
ちなみに、この「子猫物語」は、YouTubeで動画が見られるが、公式なんだろうか?
DVD化はされているがBlu-ray版はなく、今のところどこでも配信されてはいないようで、気軽に高画質で見る手段がないのは残念だな。
さて、日本の動物映画って、意外に海外でも人気があるみたい。
HACHI 約束の犬 - Wikipedia
「子猫物語」以外でも、忠犬ハチ公の物語を映画化した「HACHI 約束の犬」は、1987年の日本映画「ハチ公物語」の米国リメイクで、リチャード・ギアが主演を務めたが、この映画の海外での知名度が予想外に高い。
日本を訪れた外国人が、次々と渋谷のハチ公像を見に来るのも、この映画で忠犬ハチ公のことを知っている人が多いからだそうで、それを知った時には驚いた。
南極物語 - Wikipedia
1983年に公開された「南極物語」は、日本の南極観測隊の苦難とそり犬たちの悲劇を描いた映画だったが、南極に残されたタロとジロという2頭の犬が、越冬する演技?が一番の見どころだった。
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これも、その後、米国、オーストラリア、イタリア、フランスでビデオ発売され、世界で広く見られたし、後に、ディズニーでリメイクされ、それもヒットしたらしい(リメイク内容は酷かったようだが)。
よく考えれば、動物映画って、人間のセリフより動物のしぐさや行動を見たい映画だから、日本映画であっても、比較的海外でも通用しやすいのかもしれないな。
日本の音楽の素晴らしさが、一番最初に海外で広く知られるようになったのは、実は、ジャズだったというのと、似たような理由があるのかもしれない。
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