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未だに「サンドウィッチマン」が好きだな [お笑い・芸能]

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【この記事は、楽天ブログ版「トドのつまりは・・・」に掲載したものを改稿し、再掲載したものです】

好きなお笑いはもちろんひとつだけではなくて、メジャーどころでは、インパルス、パンクブーブー、NON STYLE、ブラックマヨネーズあたりは、大好きなのだが、中でも、お気に入りは、相変わらずM-1グランプリ2007勝者の「サンドウィッチマン」だ。

私は、M-1以前、不覚にも彼らの存在を知らなかった。
エンタの神様は毎週見ていたのだが、これまでは録画して、好きなネタ芸人だけを飛ばし見していたので、彼らのことは外見だけで判断し、全く見ていなかったのだ。
反省して、今は、ネタ番組があったら、知らない芸人でも、なるべく見るようになった。
いやぁ、こんなに面白いネタを、見逃していたなんて、惜しいことをしていたもんだ。

サンドのネタを評して、「年寄りにも分かる」「オーソドックスで安心して聞ける」などと評する人が多いけど、私は、むしろ正反対の印象を持っている。
確かに、設定自体はよくあるパターンが多いのでとっつきにくさはない。くすぐりとしての分かりやすいボケも多い。しかし、ネタ的にはとてもシュールな展開が多いし、ちょっと思いつかないような目新しいボケも随所に織り込まれている。
しかも、テレビという制約をかいくぐって、お年寄りにも分かる、という評からは程遠い、対象を絞ったマイTーなネタも、かなりブラックなネタも多い。YouTube、おでん缶、ラムちゃんなんて用語が飛び交うお笑いのどこが、お年寄りにも分かりやすいのだろうか?
[刺された男」なんてテレビ的にもギリギリのネタだし、「葬儀屋」を敢えて笑点でやる勇気はどうだ!
「北の偉い人」なんてギリギリTVでできる表現を発明して、危ないネタをテレビでサラっとやってのけた芸人が他にいたか?

また、サンドの特徴として、これでもか、これでもかとボケ-ツッコミを惜しみなくぶち込んでいて、ネタの密度が恐ろしく濃いのである。
シュールで高度なネタと、ベタなネタのブレンドが絶妙で、誰でもどこかで大笑いできるようにネタが構成されている点も、スゴいなと思う。

ビートたけしも、普通の漫才師なら倍の時間をかけてもいいぐらいのネタなのに、テンポがいいねぇ、と褒めていたが、本当にそうだと思う。
また、密度が濃いのに、速過ぎて聞き取れないとか、話についていけないということが全くないのも、彼らの美点でもある。
ここらへんが、お年寄りにも分かりやすい、という評にもつながるのかもしれないが、二人の熟成された間が絶妙なのだと思う。

彼らは、M-1で世に出たせいで、漫才コンビと思われがちだが、その中身は、ほとんどがすぐにコントの設定に入る「漫才コント」だし、ライブでも、コントのネタのほうが多い。

気の毒なのは、M-1に出て優勝したら「こんなの漫才じゃない」と批判され、キングオブコントで準優勝したら「これってコントだろうか?」と批判する人がいること。
すなわち、どちらのジャンルのファンから見ても、サンドって異端に見えるのかもしれない。
たしかに、彼らのネタは、両方の要素を持っているし、それが彼らの個性で「サンドのネタ」なのだから。

ともかく、最近、少しずつネタ番組が復活しつつあり、DVD以外で、彼らのネタをテレビで見られる機会が増えているのは、ありがたい。

彼らの最新DVDは、「中川家×サンドウィッチマン×ナイツ 漫才サミット」というライブイベントの模様を収めたDVDだ。
もちろん、昨年のライブツアーDVDも、お勧め。





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