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2016年本屋大賞は、宮下奈都の「羊と鋼の森」 [文学・小説]

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近所の本屋さんに行ったら、「宮下奈都コーナー」ができていた。知らない作家なので、どんな人かと思い、店頭のポップを見てしまった。

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<2016年本屋大賞>宮下奈都さん「羊と鋼の森」が大賞 「火花」は逃す (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース

ニュースを読み逃していたが、4月12日に、2016年の「本屋大賞」が発表され、宮下奈都の「羊と鋼の森」(文藝春秋)が大賞に選ばれたかららしい。

本屋大賞は、全国の書店員が「一番売りたい本」を投票で選ぶ文学賞で、今回が13回目。
これまでに「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)や「告白」(湊かなえ)、「天地明察」(冲方丁)、「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)、「舟を編む」(三浦しをん)など多くのベストセラーを生み出し、映画化されたものも多い。

今回の最終候補作は、「羊と鋼の森」宮下奈都、「君の膵臓をたべたい」住野よる、「世界の果てのこどもたち」中脇初枝、「永い言い訳」西川美和、「朝が来る」辻村深月、「王とサーカス」米澤穂信、「戦場のコックたち」深緑野分、「流」東山彰良、「教団X」中村文則、「火花」又吉直樹の10作品だった。

「本屋大賞」自体、暗黙の了解で、他の文学賞で日の目を見た作品は避ける傾向にあり、直木賞受賞の「流」や、芥川賞受賞の「火花」は避けられたのだろう。

その意味では、破格の小説として話題騒然の「教団X」が、受賞を逃したのが残念。
読者レビューでも評価が二分されているケースが多く、低評価の人は「わからない」「つまらない」という理由で済ませてしまっているのも残念でならない。

宮下奈都さんについては、私間全く知らないが、2004年に「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選しデビューした、「本屋大賞」では珍しい純文学畑の人みたい。
ただ、第154回直木賞候補にもなったそうなので、エンタテイメント寄りの小説ではあるようだ。

ピアノの調律に魅せられた調律師の青年が、人として成長する姿を描いた小説とのことで、ストーリーだけを読むと、エンタテイメント小説としては地味な印象はぬぐえないが。

宮下奈都さんの本をまだ一冊も読んだことがないし、「羊と鋼の森」のストーリーも、あまり興味を引かないので、読むにしても、まずは図書館で予約して読んでみるかな。

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小説だからできることを100%、やり切ろうと思った『教団X』 - 朝日新聞デジタル&M

話はそれるが、一方で、本屋大賞を逃した「教団X」は、読み始めてから1か月以上経つのにまだ半分ぐらいしか読めていない。

なかなか読書が進まないのは、つまらないとか、読みづらいということではなく、描かれる思想や世界観の密度が異様に濃くて、一文一文かみしめて、頭をフル稼働させないと読み進められないからだ。
まだ半分しか読めていないが、今の時点でも、小説の完成度など度外視で、後世に残る傑作だと思っている。
読み終えたら、改めてレビューを書きたいと思っているので、少々お待ちを。

関連記事:
本谷有希子さんが第154回芥川賞を受賞!:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ



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