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オリンピアンのラジオ生出演の新傾向 [ラジオ]

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平昌オリンピックが閉幕し、まもなく、パラリンピックが始まるが、今回、ラジオを聞いていて、オリンピアン(オリンピック出場選手)が、これまでのオリンピックに比べて、ラジオ番組に電話で生出演する機会が多かった気がした。

「伊集院光とらじおと」は、毎日タイムフリーで聴いているが、平昌オリンピック期間中、オリンピアンがリアルタイムで電話出演しているのを何度も聴いた。

それは、日本との時差が小さく、日本の番組に出やすかったというのもあるだろうが、数分とはいえ、弱小メディアであるラジオにも出るようになったのには、JOCとかメディア間でのルールの変更があったのだろうか。

さらに、今回面白い傾向だと思ったのが、オリンピアンが出演してくれた番組の種類だ。

これまでだと、たとえオリンピアンが出てくれるにしても、それこそ「伊集院光とらじおと」のようなワイド番組やオリンピック特別番組の中だけだという印象があった。
それは、そもそも、ラジオだけでなく、テレビだってそうだ。

今回、面白かったのは、オリンピック報道とは無縁とも思える番組に、オリンピアンが生出演する例がいくつかあったことだ。


羽生がアニメラジオに生出演「フリーよりテンパる」 - フィギュア : 日刊スポーツ

今回何と言っても、話題を呼んだのが、羽生結弦選手と宇野昌磨選手が、文化放送のアニメ&ゲーム情報生ワイド番組「A&G TRIBAL RADIOエジソン」(土曜午後9時)に電話出演したことだ。

パーソナリティーの声優・花江夏樹と日高里菜と、羽生結弦、宇野昌磨両選手は初対面だったらしく、しかも、実は、両選手とも、実は大のアニメ&ゲーム好きということで、お互いに緊張しながらも、好きなアニメ&ゲームなどに関するトークで盛り上がっていた。

最初に出演した宇野昌磨選手の時は、平昌側で文化放送のアナウンサーが仲介する感じだったが、「これは間に入らないほうがいい」と感じたのか、羽生結弦選手の時には、ほとんど直接話す形となっていたな。

両選手とも、めったにアニメ&ゲーム好きであることについて語ることがなかっただけに、この電話出演は、アニメ&ゲームファンの大きな話題となり、ツイッターではリツイートの嵐となり、私もそのメッセージを読んで知り、あわててradikoタイムフリーで聴いた次第。

羽生愛読「東京喰種」作者・石田スイ氏 絵で歴史的ワンツー祝福― スポニチ Sponichi Annex 芸能

さらに、この話題の広がりの中で、花江夏樹が声優を務めた「東京喰種」の原作者・石田スイ氏が羽生選手の似顔絵を描いてツイッターで投稿すると、これも物凄い話題となったようだ。


ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル|TBSラジオFM90.5+AM954~聞けば、見えてくる~

その他にも、2月24日(土)の「タマフル」に、スピードスケートの加藤条治選手が、電話でラジオ生出演した。
加藤選手は、昔からライムスターの大ファンで、試合の前などにも集中力を高めるためによく聞いているらしく、「タマフル」にもゲスト出演したことがあるぐらい。
こちらも喜んで出演、という感じで、5分以上話が続き、好きなライムスターの曲をリクエストして出演を締めくくった。

ラジオで、生ワイド番組で、うすーい内容の質問を投げかけて、数分で終わるインタビューというのが、どの程度意味を持つのかな?というのは常々疑問に思っていただけに、この2つのラジオ番組へのオリンピアンの出演内容が、通り一遍の会話を逸脱していて、とても印象に残った。

これからも、パーソナリティが親しいオリンピアンがいれば、そのツテを活かし積極的に番組に出てもらい、テレビでは引き出せないような会話をしてもらいたいな。

特に、スポーツ選手は、リラックスするために、音楽を聴いたり、お笑いの動画を見る人が多いと聞く。
なので、彼らがどんなミュージシャンやお笑いタレントが好きかを、事前にチェックしておき、そのようなパーソナリティが出演する番組への出演を依頼すれば、長い時間出演してくれる可能性は格段に高まるはずだろう。

ラジオがもっと注目を集めるには、こうした工夫はどんどんやったらいいと思うな。

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コメント 2

関東のラジオ聴き

どうもです。
羽生選手と宇野選手の「エジソン」でのインタビューが放送された当日はちょうどジャンプの個人ラージヒルをNHK第一でやっていてそちらを聞いていましたが、後から聞いてびっくりしました。ここまで競技以外のことも饒舌に話していたとは。仲介した文化放送の寺島啓太アナの驚き方も理解できます。
寺島アナがラジオ取材の内幕を大会中に打ち明けたのを聞きましたが、生中継レポートや選手への生インタビューで使うスタジオはテレビのスタジオと比べればかなりせまいところだったとか。中継レポートの時間が各局でずれていたので、もしかしたらスタジオは民放ラジオ共用だったかもしれません。
テレビとのインタビュー枠のやりくりも各局でかなり大変だったようです。伊集院さんが「らじおと」高梨沙羅選手へインタビューする前、「インタビューできる時間が1分50秒しかないから、その中でどんな質問をすればいいのか。何度も質問されているような質問だけで終わらせるわけにもいかないし」と悩んでいたのが印象的です。ご存じかもしれませんが、「らじおと」でもスノーボード・ハーフパイプで銀メダルの平野歩夢選手へのインタビューを「タマフル」での加藤選手のような形で、スタジオ回線を使わずに電話でやっていました(その時は放送開始前に収録していました)。
平昌では夏のオリンピックでやるような民放ラジオ共通番組をやらず、各局の裁量幅が大きくなったから、各局のカラーが出るようなオリンピアンインタビューなどができたのかなと思います。また、NHKのラジオ中継も今回は今まで以上に楽しめました。冬のオリンピックは毎回NHKがラジオ独占中継していますが、これまではただ実況しているだけという感じでした。でも、今回は東京のスタジオを「現地とリスナーをつなぐ場所」と位置づけて競技の合間にリスナーからのメッセージを積極的に紹介したり、実況もその場の状況ばかりではなくてフィギュアスケートの出来栄え点などのデータをしっかりおさえてわかりやすかった。なので、テレビを見ながらラジオの実況を聞くこともありました(電波の性質上、ラジオがテレビよりも1秒ほど早く状況を伝えてしまうため「ネタバレ」になることがありましたが)。カーリングの3位決定戦や男子フィギュアは特に良かったです。あと、リスナーからのメッセージはテレビのテロップに出るような応援一辺倒ではなく、番組を聴いての感想を多く取り上げたというのもよかったですね。
長くなりました。失礼しました。
by 関東のラジオ聴き (2018-03-03 12:03) 

naniwa48

関東のラジオ聴きさん、こんにちは。
私はradikoで聞いていたもので、逆に、ラジオが遅れてしまいます(笑)
また、今回初めて、TVerで、gorin.jpのコンテンツ配信をやってくれていたので、仕事から帰宅したら、放送ではなくて、まずTVerアプリで、最新の動画をまず見る、ということをやっていたのは、これまでにない行動だったかと思います。
ネットでの視聴環境がよくなっているだけに、ラジオは、それとは別のところで価値を出していかないと、苦しいと思いますね。
by naniwa48 (2018-03-04 01:38) 

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