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何故に雪男? [マスメディア]

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【この記事は、楽天ブログ版「トドのつまりは・・・」に掲載したものを改稿し、再掲載したものです】

ずいぶん前のニュースで申し訳ないが、昨年、こんな記事が新聞をにぎわした。

イエティの足跡_UMAコラム031

ヒマラヤで、日本の探検隊が、イエティの足跡を発見したという記事で、各大手メディアで報道されたのを覚えているだろうか。
このニュースの続報が何かないか探してみたのだが、どこにもない。

そもそも、このニュースって、わざわざテレビや新聞で大きく取り上げるべきものだったのだろうか?

こうした調査で、足跡「だけ」の発見、しかも、雪の上というのは、いくらでも捏造可能で、証拠価値の低い発見だからだ。
(何故わざわざ捏造などするのか?という問いには、スポンサー確保や名声の獲得などのため、過去、幾度となくUMAや遺跡の捏造事件があったことを申し添えておきたい。)

せめて、足跡の周りに、分類不能の動物の毛が落ちていたとか、食べかすがあったとか、ウンチを発見したとか、何らか分析可能な証拠でもあれば、興味深い発見と言えるのだが。

別の見方をすると、そういった痕跡なしに、足跡だけが見つかったというのは、いかにも不自然だし、新聞に掲載された写真は足跡1つだけだったのだが、これも不自然。

雪の上に足跡があったなら、通常歩いて行った複数の足跡がないと変だし、本当にあったのなら、そういった写真の方が価値があるはず。もし、あったが撮影しなかったとしたら、馬鹿だろう。
また、そうした足跡があったのなら、その後を追跡すべきだし、そうした言動が、当事者から一切出ていないのも不自然。

だって、今回のニュースは、普通の登山家が偶然発見したものではなく、「イエティ・プロジェクト・ジャパン」という部隊が、わざわざイエティを探しに行き、見つけたものなのだから。
そこまで積極的に行動せずに、何をしに行ったというのだ。

寒いのは雪男も同じだと思いますが・・・(日本の登山家がネパールで雪男の足跡発見か?)現代徒然草

このニュースに関し、同じ考えの方は、ここにもいらっしゃったようで。
私も、これだけ不自然なニュースなのに、雪の上の足跡写真だけで大騒ぎするというのは、マスコミの体質としてもどんなものかと思う。

ところで、以前からイエティ関係の記事を読みながら、違和感を感じていたことがある。

イエティをなぜ「雪男」と訳すのか?

「雪男」と訳すことで、日本人の間に、なぜか強固な先入観を作ってしまっているように思うのだ。
よく考えて欲しい、なぜ、雪「男」であって、雪「女」じゃないのだろうか?
もちろん、日本語として、「雪女」は別モノだから、というのはもちろん分かっている。
それでもなお、日本の新聞や雑誌の記事を読んでると、「雪男」が、大人の雄であるこを大前提に書かれていて、あまりに「雪男」という言葉のマジックにとらわれているように思えるのが気になるのだ。

雪男に関する噂や発見談は、かなり昔から継続的にある。
ということは、雪男とは言っても、生物であるなら、代変わりしているはずで、そのためには、雪「女」が雪「男」とセックスして、子供を生んでいなければいけない筈だ。
発見時の毛むくじゃらで大柄な不鮮明な写真もあって、つい雪「男」だと思ってしまうのかもしれないが、常識的に考えれば、そのうちの半分は確率的に雪「女」であってしかるべきなのだ。

また、過去の雪男の足跡が人間よりむしろ大きいものが多かったのに対し、今回、足跡が20cm程度と小さいことが不思議だというような記事もあったが、よく考えて見れば、雪「女」と雪「男」がいて、子孫が生まれている状態なのなら、発見された足跡が子供のものであると考えて、何も不思議はない。

こうした楽しい妄想があまり生まれないのも、イエティを「雪男」と訳してしまったことに原因がある気がするのだ。

もちろん、私がイエティの存在を信じている訳じゃありませんよ。
これまでのイエティの目撃談について、生物として当然あるべき生態が、見えてこないことが、ガセネタ感を強く感じる原因の一つでもあることを、言いたいだけなのです。


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