新放送サービス「i-dio」が7月1日にグランドオープンとのこと [放送メディア]
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i-dio 20160624release.pdf
こちらのニュースリリースによれば、新放送サービス「i-dio」が7月1日にグランドオープンするそうだ。
放送の世界で「グランドオープン」という表現は聞いたことがないので、違和感があるな。
放送免許はとっくに下りているのに、「今まではどんな放送だったのだ」というツッコミも聞こえてきそうだ。
それはさておき、今回の発表は、盛りだくさんの内容となっている。
１．新アプリの発表
・7月1日に、「i-dio」アプリのV2.0をリリース予定
新機能として、インターネット受信モードが搭載されるそうだ（後述）
・6月28日に、「TS PLAY」アプリをリリース予定
「TS ONE」の放送と連動したアーティストや楽曲の情報、ジャケット写真などを見ることができ、さらに、クーポンやポイントシステム、トークルームなどの機能も追加予定。また、リリース時はTS ONE専用だが、7月中旬に全チャンネルの受信が可能となるとのこと。
・7月に、「Amanekチャンネル」アプリをリリース予定
ドライバー向け放送局「Amanekチャンネル」で、リスナー位置に合わせて、15分先を伝える天気予報や、便利で役立つドライブ情報を、自動音声読み上げ（TTS=Text To Speech）で聞くことができるそうだ。
また、Bluetooth通信やUSB接続で、Amanekチャンネルをカーオーディオで楽しめるとのこと。アプリでは「Amanekチャンネル」以外の全チャンネルを、音声のみ受信が可能。
いずれも、iOS/Android両対応の無料アプリだ。
２．インターネット・サイマル配信の開始
7月1日以降、「i-dio」アプリV2.0のインターネット受信モードを利用すれば、専用チューナーなしで、インターネット経由で「i-dio」を利用できるようになる。
しかも、Radikoなどとは違い、放送と同じ高音質での配信となるそうだ。
ただし、利用できるのは、放送エリア内（開局済みの関東・甲信越、近畿、九州・沖縄、東海・北陸）のみ。
「インターネット受信モード」は放送エリアが全国に行き渡るまでの暫定措置として当面の間、株式会社ＶＩＰにより無償で提供されるとのことで、あくまで地上波放送のエリアが行きわたるまでの暫定的なサービスという位置づけになるようだ。
また、受信するには動画並みのパケット通信を行うため、3G/LTEで、宅外で頻繁に聞くのは、速度制限や料金体系の点で不可能な人も多いだろうから、基本的には、自宅のWi-Fiなどを使うのメインとなりそうだ。
３．チューナー端末について
・「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニター再募集
7月1日より「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニターの第3期募集を開始するそうだ。
よく分からないが、主に、新たに放送開始する東海・北陸エリアの方のための再募集なのかもしれない。
・「i-dio車載対応TunerBox」のリリース
当初、4月に12,800円で発売予定とあった「i-dio車載対応TunerBox」だが、ようやく7月には、リリースされるそうだ。
４．東海・北陸広域圏での放送開始
7月1日（金）正午より、中日本マルチメディア放送が、名古屋局でプレ放送を開始し、共通チャンネルに加え、ローカルチャンネル「TRAN・Ｊ（トラン・ジェイ）チャンネル」をプレ開局する。
本放送の開始は8月1日（月）を予定し、静岡県ならびに北陸地方の放送エリアは、随時拡大予定とのこと。
放送法的には、本放送の放送免許がに下りたら、直ちに本放送を開始しなければならない。
i-dioの場合、それがうまくいかず、関東・甲信越、近畿、九州・沖縄の3エリアの開局時には「プレ開局」、そして、今回の「グランドオープン」という独自用語を使って段階的な放送の立ち上げをやってきている。
今回のニュースリリースでは、東海・北陸広域圏での放送開始を、7月1日からはプレ放送と言っておきながら、「8月1日に本放送開始」という表現をしており、せっかく苦心して編み出した「グランドオープン」という用語を台無しにしている。
ニュースリリース内で用語の統一さえ取れていないというのは、この会社、本当に大丈夫かと思えるな。
今回の発表で一番興味あるのは、インターネット・サイマル配信の開始だ。
「i-dio Wi-Fiチューナー」は、実際に使ってみて、アンテナ線の接続も、スマホとの接続がやっぱり面倒だ。
なので、ネット経由で同じ放送内容が聞けるなら、絶対安定して聴けるサイマル配信を使うな。
ただ、サイマル配信のビットレートが高くて、実質家でしか聴きけないのなら、スマホよりむしろパソコンで聴けてるようにして欲しいな。
グランドオープンを7月に迎える「i-dio」だが、関連するニュースを拾っておこう。
ニュース - V-Low活用の防災情報システム「V-ALERT」の加古川市での導入に向けて覚書締結：ITpro
V-LOWを利用した地震などの災害情報を迅速に伝える防災情報システム「V-ALERT」は、既に福岡県宗像市が試験導入し、兵庫県加古川市、福島県喜多方市でも導入を検討しているそうだ。
コンテンツ事業者以外に、こうしたサービスで、市町村からお金を取るビジネスを推進するのだろう。
自治体から配られた防災ラジオ（VL-1）はi-dioも聴けるようですが、チャンネル名が数字で番組名が表示されません。 | i-dio 新放送サービス
「V-ALERT」対応の防災ラジオは、加賀電子が開発し、自治体が買い上げて住民に配布するという。
現状、スピーカーを内蔵し単体で聴けるラジオは、これしかないので、一般にも売ってくれればいいのに。
ちなみに、各放送チャンネルにはチャンネル番号が付与されているそうで、番号は次の通り。
101：TS ONE
102：Air Supply
111：CLASSIC Selection
112：MASTERPIECE Selection
113：JAZZ Selection
125：KANSAIチャンネル(大阪のみ)
127：Qリーグチャンネル(福岡のみ)
201：Amanekチャンネル
211：i-dio Creators Ch.
225：KANSAIチャンネル(125と同内容)
227：Qリーグチャンネル(127と同内容)
防災ラジオでは、チャンネル名称ではなく、チャンネル番号が表示されるそうだ。
だったら、チャンネルのWebサイトや番組表などでも、ちゃんとチャンネル番号を表記した方がいいと思うぞ。
でないと、だれも覚えてくれないぞ。
“地上波最高音質”も：明日から始まるデジタル放送「i-dio」とは？ (1/2) - ITmedia LifeStyle
・・・などと思いながら、その防災ラジオの写真を見たら、データ放送が見られるようにデカい液晶ディスプレイがついているではないか！ なんで、それでチャンネル名称が表示できないんだ！
これは単なる手抜きではないのか。
i-dio受信用のスマホ向けWi-FiチューナーがAmazonで販売開始。14,800円 - AV Watch
なお、モニターで多量に無料で配っていた「i-dio Wi-Fiチューナー」が、Amazonなどで5月13日販売開始されている。価格は税込15,984円。
一般販売するなら、もっとちゃんとした取扱説明書を付けるべきだし、ACアダプタや充電ケーブルぐらい付属すべきじゃないだろうか。何より、いくら音がいいとはいえ、千円で買えるFMラジオがあるのに、この値段で誰が買うのだろうか？と思う。
おまけに、並行した無料モニターも募集しているのだから、何か矛盾を感じざるを得ない。
それにしても、依然として、一般メーカーからi-dio対応のラジオが出てこないな。
カーナビ最大手パイオニアから、先日発売されたサイバーナビあたりにi-dioチューナーが乗ったりしていたら、将来の見込みも出てくるが、そんな話もないみたい。
さらには、ソニーやオリンパスなどの大手ラジオメーカーから、i-dio対応のラジオが出る気配もないし、大手3キャリアからスマホの夏モデルが発表されたが、i-dio対応対応のスマホは皆無。一向に増える気配がない。
そもそも、ワイドFM対応のラジオだって、なかなか新製品が出ないのは、開発しても大して売れないからだし、i-dio対応のラジオなんて、自ら作りたい会社なんていないのかもしれないな。
ニュース - 日本政策投資銀行がV-Lowマルチメディア放送i-dio推進のBICに出資：ITpro
4月のニュースだが、日本政策投資銀行がBICに出資し、エフエム東京、産業革新機構に次ぐ第3位の株主となるらしい。
産業革新機構は、産業競争力強化法に基づき設立された官民出資の投資ファンドで、ジャパンディスプレイやルネサスエレクトロニクスの債権をまとめたファンドし、日本政策投資銀行は、竹中平蔵なんかも絡んでいた財務省所管の特殊会社で、日本の政策金融機関である。
純粋な民間金融機関が手を出していないうのは、この事業、大丈夫なのか？と懸念してしまうな。
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i-dioのベリカードが届いた：コンテンツって言い方、嫌いだけど：So-netブログ
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i-dio 20160624release.pdf
こちらのニュースリリースによれば、新放送サービス「i-dio」が7月1日にグランドオープンするそうだ。
放送の世界で「グランドオープン」という表現は聞いたことがないので、違和感があるな。
放送免許はとっくに下りているのに、「今まではどんな放送だったのだ」というツッコミも聞こえてきそうだ。
それはさておき、今回の発表は、盛りだくさんの内容となっている。
１．新アプリの発表
・7月1日に、「i-dio」アプリのV2.0をリリース予定
新機能として、インターネット受信モードが搭載されるそうだ（後述）
・6月28日に、「TS PLAY」アプリをリリース予定
「TS ONE」の放送と連動したアーティストや楽曲の情報、ジャケット写真などを見ることができ、さらに、クーポンやポイントシステム、トークルームなどの機能も追加予定。また、リリース時はTS ONE専用だが、7月中旬に全チャンネルの受信が可能となるとのこと。
・7月に、「Amanekチャンネル」アプリをリリース予定
ドライバー向け放送局「Amanekチャンネル」で、リスナー位置に合わせて、15分先を伝える天気予報や、便利で役立つドライブ情報を、自動音声読み上げ（TTS=Text To Speech）で聞くことができるそうだ。
また、Bluetooth通信やUSB接続で、Amanekチャンネルをカーオーディオで楽しめるとのこと。アプリでは「Amanekチャンネル」以外の全チャンネルを、音声のみ受信が可能。
いずれも、iOS/Android両対応の無料アプリだ。
２．インターネット・サイマル配信の開始
7月1日以降、「i-dio」アプリV2.0のインターネット受信モードを利用すれば、専用チューナーなしで、インターネット経由で「i-dio」を利用できるようになる。
しかも、Radikoなどとは違い、放送と同じ高音質での配信となるそうだ。
ただし、利用できるのは、放送エリア内（開局済みの関東・甲信越、近畿、九州・沖縄、東海・北陸）のみ。
「インターネット受信モード」は放送エリアが全国に行き渡るまでの暫定措置として当面の間、株式会社ＶＩＰにより無償で提供されるとのことで、あくまで地上波放送のエリアが行きわたるまでの暫定的なサービスという位置づけになるようだ。
また、受信するには動画並みのパケット通信を行うため、3G/LTEで、宅外で頻繁に聞くのは、速度制限や料金体系の点で不可能な人も多いだろうから、基本的には、自宅のWi-Fiなどを使うのメインとなりそうだ。
３．チューナー端末について
・「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニター再募集
7月1日より「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニターの第3期募集を開始するそうだ。
よく分からないが、主に、新たに放送開始する東海・北陸エリアの方のための再募集なのかもしれない。
・「i-dio車載対応TunerBox」のリリース
当初、4月に12,800円で発売予定とあった「i-dio車載対応TunerBox」だが、ようやく7月には、リリースされるそうだ。
４．東海・北陸広域圏での放送開始
7月1日（金）正午より、中日本マルチメディア放送が、名古屋局でプレ放送を開始し、共通チャンネルに加え、ローカルチャンネル「TRAN・Ｊ（トラン・ジェイ）チャンネル」をプレ開局する。
本放送の開始は8月1日（月）を予定し、静岡県ならびに北陸地方の放送エリアは、随時拡大予定とのこと。
放送法的には、本放送の放送免許がに下りたら、直ちに本放送を開始しなければならない。
i-dioの場合、それがうまくいかず、関東・甲信越、近畿、九州・沖縄の3エリアの開局時には「プレ開局」、そして、今回の「グランドオープン」という独自用語を使って段階的な放送の立ち上げをやってきている。
今回のニュースリリースでは、東海・北陸広域圏での放送開始を、7月1日からはプレ放送と言っておきながら、「8月1日に本放送開始」という表現をしており、せっかく苦心して編み出した「グランドオープン」という用語を台無しにしている。
ニュースリリース内で用語の統一さえ取れていないというのは、この会社、本当に大丈夫かと思えるな。
今回の発表で一番興味あるのは、インターネット・サイマル配信の開始だ。
「i-dio Wi-Fiチューナー」は、実際に使ってみて、アンテナ線の接続も、スマホとの接続がやっぱり面倒だ。
なので、ネット経由で同じ放送内容が聞けるなら、絶対安定して聴けるサイマル配信を使うな。
ただ、サイマル配信のビットレートが高くて、実質家でしか聴きけないのなら、スマホよりむしろパソコンで聴けてるようにして欲しいな。
グランドオープンを7月に迎える「i-dio」だが、関連するニュースを拾っておこう。
ニュース - V-Low活用の防災情報システム「V-ALERT」の加古川市での導入に向けて覚書締結：ITpro
V-LOWを利用した地震などの災害情報を迅速に伝える防災情報システム「V-ALERT」は、既に福岡県宗像市が試験導入し、兵庫県加古川市、福島県喜多方市でも導入を検討しているそうだ。
コンテンツ事業者以外に、こうしたサービスで、市町村からお金を取るビジネスを推進するのだろう。
自治体から配られた防災ラジオ（VL-1）はi-dioも聴けるようですが、チャンネル名が数字で番組名が表示されません。 | i-dio 新放送サービス
「V-ALERT」対応の防災ラジオは、加賀電子が開発し、自治体が買い上げて住民に配布するという。
現状、スピーカーを内蔵し単体で聴けるラジオは、これしかないので、一般にも売ってくれればいいのに。
ちなみに、各放送チャンネルにはチャンネル番号が付与されているそうで、番号は次の通り。
101：TS ONE
102：Air Supply
111：CLASSIC Selection
112：MASTERPIECE Selection
113：JAZZ Selection
125：KANSAIチャンネル(大阪のみ)
127：Qリーグチャンネル(福岡のみ)
201：Amanekチャンネル
211：i-dio Creators Ch.
225：KANSAIチャンネル(125と同内容)
227：Qリーグチャンネル(127と同内容)
防災ラジオでは、チャンネル名称ではなく、チャンネル番号が表示されるそうだ。
だったら、チャンネルのWebサイトや番組表などでも、ちゃんとチャンネル番号を表記した方がいいと思うぞ。
でないと、だれも覚えてくれないぞ。
“地上波最高音質”も：明日から始まるデジタル放送「i-dio」とは？ (1/2) - ITmedia LifeStyle
・・・などと思いながら、その防災ラジオの写真を見たら、データ放送が見られるようにデカい液晶ディスプレイがついているではないか！ なんで、それでチャンネル名称が表示できないんだ！
これは単なる手抜きではないのか。
i-dio受信用のスマホ向けWi-FiチューナーがAmazonで販売開始。14,800円 - AV Watch
なお、モニターで多量に無料で配っていた「i-dio Wi-Fiチューナー」が、Amazonなどで5月13日販売開始されている。価格は税込15,984円。
一般販売するなら、もっとちゃんとした取扱説明書を付けるべきだし、ACアダプタや充電ケーブルぐらい付属すべきじゃないだろうか。何より、いくら音がいいとはいえ、千円で買えるFMラジオがあるのに、この値段で誰が買うのだろうか？と思う。
おまけに、並行した無料モニターも募集しているのだから、何か矛盾を感じざるを得ない。
それにしても、依然として、一般メーカーからi-dio対応のラジオが出てこないな。
カーナビ最大手パイオニアから、先日発売されたサイバーナビあたりにi-dioチューナーが乗ったりしていたら、将来の見込みも出てくるが、そんな話もないみたい。
さらには、ソニーやオリンパスなどの大手ラジオメーカーから、i-dio対応のラジオが出る気配もないし、大手3キャリアからスマホの夏モデルが発表されたが、i-dio対応対応のスマホは皆無。一向に増える気配がない。
そもそも、ワイドFM対応のラジオだって、なかなか新製品が出ないのは、開発しても大して売れないからだし、i-dio対応のラジオなんて、自ら作りたい会社なんていないのかもしれないな。
ニュース - 日本政策投資銀行がV-Lowマルチメディア放送i-dio推進のBICに出資：ITpro
4月のニュースだが、日本政策投資銀行がBICに出資し、エフエム東京、産業革新機構に次ぐ第3位の株主となるらしい。
産業革新機構は、産業競争力強化法に基づき設立された官民出資の投資ファンドで、ジャパンディスプレイやルネサスエレクトロニクスの債権をまとめたファンドし、日本政策投資銀行は、竹中平蔵なんかも絡んでいた財務省所管の特殊会社で、日本の政策金融機関である。
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