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日本のお笑いはつまらないのか? [お笑い・芸能]

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日本のお笑い芸人が世界に比べて「終わっている」は本当か (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン

最近、脳科学者の茂木健一郎氏が、「日本のお笑いはつまらない」とツイートして、話題になっているそうだ。

米国の笑いについて「トランプやバノンは無茶苦茶だが、Saturday Night Liveを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる」と書く一方、日本のお笑い芸人については「上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無」「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と批判し、それが反響を呼んでいるらしい。

茂木健一郎氏は、MENSAの会員だと聞いていたので、たとえ彼の発言がネットニュースで流れても、「頭が良すぎる上の、先を読み過ぎた理解されない発言」なんだろうな、ぐらいに思っていたのだが、今回の発言内容を追っていて、理解に苦しむ部分があり過ぎて、茂木氏に対する考えが変わった。

まず、彼の言う「国際水準」というのが、どう見ても米国、あるいは、広げても、欧米での水準、というか傾向でしかないこと。

米国で毎日夜に放映されているいわゆるトークショーでは、政治や経済、国際情勢が盛り込まれて、権力をネタに毒の笑いが多いのに対し、日本では権力に対し骨抜きであることが「終わっている」と見えるらしい。

しかし、私は本質的な問題は違うところにあると思う。

日本で、「政治や経済、国際情勢が盛り込まれて、権力をネタに毒の笑い」がないかというと、そんなことはない。
「ザ・ニュースペーパー」は一貫してやっているし、「爆笑問題」だってもっとやりたがっている。
実際、「爆笑問題」は、ライブなどでは、そうしたネタをバンバンやっている。
ハードコアなところでは、居島一平なんてのもいるし、田村淳、笑い飯・哲夫、笑福亭鶴瓶だって、政治的発言はよくやる。
なにより、関西芸人は、テレビでも平気で政治ネタで笑いを取ってトークするのは、日常のことであったりもする。

だが、そういうネタをやっていることを茂木健一郎氏が知らないのは、東京のマスメディアではほとんど取り上げられない実情があるからだ。
というより、そうした権力者を批判するネタは、権力者の目に付きにくい関西のメディア、ネットメディア、ライブなどに追いやられてしまっていると言える。

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そうした笑いを拒絶し、権力者にビビって流さないのは、テレビなどのマスメディアの側であり、ことの本質は「マスメディアが終わっている」のである。
それをお笑い芸人の責任になすりつけるのは、どう考えても筋違い。
頭のいい茂木氏にしては、かなり本質を取り違えているように思うな。

なお、私自身の考えで言えば、お笑いについて「反権力の方が高等」という発想はない。
個人的には、カチっと構成されたドラマのようなコントも好きだし、シュールで非現実的なお笑いも好き。
「反権力」は、お笑いの一つの要素ぐらいにしか思っていない。

それは、映画を評価するのに、「反権力の方が高等」と評価し、それ以外のジャンルの作品を下に見たりしないと同じだ。
「映画とお笑いは別」というなら、おそらくその人は、お笑いを映画より下のサブカルチャーとしてしか見ていないのだと思う。
私は、様々なジャンルの笑いがあってお笑いも発展するのだと思っているので、私的には、そうした幅広い笑いをできるだけ維持することを望むのみだ。

それと、政治批判についてはひとまず置くとしても、日本のお笑いが国際水準に劣るというのも、違うと思う。
そもそも、「笑い」は、国民性や、言語の壁が厚く、映画でさえも、なかなかコメディが全世界では通用しなかったりする。

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完全に戦略を練って海外進出を狙う「渡辺直美」「陣内智則」「いっこく堂」「COWCOW」などもいて、日本のお笑いでも、どういうお笑いであれば輸出できるのかが、だんだん分かってきつつある状況だと思う。

私は、むしろ日本のお笑いはこれからが楽しみだと思っているけどな。

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