ハイレゾ級放送「i-dio HQ」って、全然やる気ないこと丸わかり(2) [放送メディア]
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さて、前回、「HE-AAC」というコーデックが、ハイレゾ級放送を行なう上で、なかなか優れたコーデック方式であることを説明した。
ただ、褒められるのは技術的観点のみであり、実際に流れているコンテンツは、悲惨な状況にある。
ハイレゾ級[i-dio HQ]対応番組「OTOTOY RADIO」7/23 17時放送開始 - 2018.07.19 - i-dio
i-dioでは、ハイレゾ級の「i-dio HQ」対応の番組「OTOTOY RADIO」を、7月23日から、毎日1時間放送し始めた。
最初に、この番組を聞いた時の印象は、ハイレゾ再生はしていなくても、確かに音質はいいな、というものだった。
掛かる曲のジャンルが偏るのは、放送許諾を取るのが大変だから、仕方ないのかな、という不満もあったが、ここまではまだ好意的にとらえていた。
ところが、それから、しばらく経って再び同じ番組を聞いのだが、あれ?と思った。以前聞いた番組と全く同じだったのだ。
それでも、「まあ、毎日、新しい番組を流すのは、確かに無理かもな」と思ったので、ある程度リピート放送になるのはやむを得ないのかな、とは思った。
ところが、翌日も、翌週も聞いたら、やっぱり同じなのだ。
ネットで検索して番組表を見て分ったのは、どうやら、この「OTOTOY RADIO」という番組、初回放送から同じ番組を毎日繰り返し放送しているだけ、らしいのだ(10月16日から、ようやく第2回が放送開始されたみたいだが)。
知って唖然。
ハイレゾ級「i-dio HQ」の放送をやります、と高らかに宣言した手前(あるいは総務省に言った手前?)、何としても「i-dio HQ」の放送を流したという実績を作る必要はあったのだろう。
しかし、これでは、あからさまに「とりあえず、1つだけ番組を作ったから、それで約束を守ったんだからね!」という意志の表れにしか見えない。
i-dioが、実績作りだけのために「これでよし」とするなら、完全にリスナーを馬鹿にしているだろう。
しかも、もう一つ、呆れていることがある。
このi-dio HQが「OTOTOY RADIO」がハイレゾ再生できるのは、現状、iPhoneに外付けハイレゾ対応DACを繋いだ場合だけなのだそうだ。
ハイレゾ対応製品が多いAndroid端末をサポートせず、外付けDACが必要なiPhoneのみをサポートするという方針自体、リスナーを増やす上で首をかしげざるを得ないが、Android端末は仕様がバラバラでサポートしづらいは分るので、幅広くAndroid端末をサポートするのを避けたのは、理解できないことではない。
しかし、既に販売は終了してはいるが、i-dio自身が公式に販売していた端末として、唯一のi-dio内蔵スマホ「i-dio Phone CP-VL5A」という商品がある。
私自身も、カバーガラスが割れて引退となったものの、一応今でもこの端末を持っている。
実際、このスマホの販売時の売りとして、外付けUSB DACで、i-dioがハイレゾで受信できる予定であることも挙げられていたのだが、なぜか今回「i-dio HQ」の放送を始めるにあたって、「i-dio Phone CP-VL5A」は完全に無視状態。
Android5.1(Lollipop)搭載SIMフリースマートフォン i-dio Phone | covia
coviaの端末情報サイトでも、いつの間にかハイレゾ再生に関する特徴が、削除されているという始末。
わざわざ「i-dio Phone CP-VL5A」を買った人間のほとんどは、i-dio自体を聞くために買ったはず。
それ以外に、大した特徴がある製品じゃないのだから。
そうした人たちは、i-dioを聞くために買った「i-dio Phone CP-VL5A」なら、最優先でサポートされるものと考えて買っただろう。
その端末のサポートを、i-dioが真っ先に行なわないというのは、企業としてあまりに無責任じゃないだろうか。
こうした筋の通らない不誠実な姿勢を見るにつけ、i-dioのやる気のなさに、ふつふつと怒りがわいてくる。
やる気がないのなら、早く放送を止めて、電波を他の用途に明け渡してください。ホントに。
関連記事:
ハイレゾ級放送「i-dio HQ」って、全然やる気ないこと丸わかり(1):コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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さて、前回、「HE-AAC」というコーデックが、ハイレゾ級放送を行なう上で、なかなか優れたコーデック方式であることを説明した。
ただ、褒められるのは技術的観点のみであり、実際に流れているコンテンツは、悲惨な状況にある。
ハイレゾ級[i-dio HQ]対応番組「OTOTOY RADIO」7/23 17時放送開始 - 2018.07.19 - i-dio
i-dioでは、ハイレゾ級の「i-dio HQ」対応の番組「OTOTOY RADIO」を、7月23日から、毎日1時間放送し始めた。
最初に、この番組を聞いた時の印象は、ハイレゾ再生はしていなくても、確かに音質はいいな、というものだった。
掛かる曲のジャンルが偏るのは、放送許諾を取るのが大変だから、仕方ないのかな、という不満もあったが、ここまではまだ好意的にとらえていた。
ところが、それから、しばらく経って再び同じ番組を聞いのだが、あれ?と思った。以前聞いた番組と全く同じだったのだ。
それでも、「まあ、毎日、新しい番組を流すのは、確かに無理かもな」と思ったので、ある程度リピート放送になるのはやむを得ないのかな、とは思った。
ところが、翌日も、翌週も聞いたら、やっぱり同じなのだ。
ネットで検索して番組表を見て分ったのは、どうやら、この「OTOTOY RADIO」という番組、初回放送から同じ番組を毎日繰り返し放送しているだけ、らしいのだ(10月16日から、ようやく第2回が放送開始されたみたいだが)。
知って唖然。
ハイレゾ級「i-dio HQ」の放送をやります、と高らかに宣言した手前(あるいは総務省に言った手前?)、何としても「i-dio HQ」の放送を流したという実績を作る必要はあったのだろう。
しかし、これでは、あからさまに「とりあえず、1つだけ番組を作ったから、それで約束を守ったんだからね!」という意志の表れにしか見えない。
i-dioが、実績作りだけのために「これでよし」とするなら、完全にリスナーを馬鹿にしているだろう。
しかも、もう一つ、呆れていることがある。
このi-dio HQが「OTOTOY RADIO」がハイレゾ再生できるのは、現状、iPhoneに外付けハイレゾ対応DACを繋いだ場合だけなのだそうだ。
ハイレゾ対応製品が多いAndroid端末をサポートせず、外付けDACが必要なiPhoneのみをサポートするという方針自体、リスナーを増やす上で首をかしげざるを得ないが、Android端末は仕様がバラバラでサポートしづらいは分るので、幅広くAndroid端末をサポートするのを避けたのは、理解できないことではない。
しかし、既に販売は終了してはいるが、i-dio自身が公式に販売していた端末として、唯一のi-dio内蔵スマホ「i-dio Phone CP-VL5A」という商品がある。
私自身も、カバーガラスが割れて引退となったものの、一応今でもこの端末を持っている。
実際、このスマホの販売時の売りとして、外付けUSB DACで、i-dioがハイレゾで受信できる予定であることも挙げられていたのだが、なぜか今回「i-dio HQ」の放送を始めるにあたって、「i-dio Phone CP-VL5A」は完全に無視状態。
Android5.1(Lollipop)搭載SIMフリースマートフォン i-dio Phone | covia
coviaの端末情報サイトでも、いつの間にかハイレゾ再生に関する特徴が、削除されているという始末。
わざわざ「i-dio Phone CP-VL5A」を買った人間のほとんどは、i-dio自体を聞くために買ったはず。
それ以外に、大した特徴がある製品じゃないのだから。
そうした人たちは、i-dioを聞くために買った「i-dio Phone CP-VL5A」なら、最優先でサポートされるものと考えて買っただろう。
その端末のサポートを、i-dioが真っ先に行なわないというのは、企業としてあまりに無責任じゃないだろうか。
こうした筋の通らない不誠実な姿勢を見るにつけ、i-dioのやる気のなさに、ふつふつと怒りがわいてくる。
やる気がないのなら、早く放送を止めて、電波を他の用途に明け渡してください。ホントに。
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