radikoを巡るラジオ業界の動き [ラジオ]
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スマホ初、ラジコとFMチューナ連携「URBANO V04」。通信量節約、災害時も - AV Watch
まずは、以前ご紹介したradiko+FMのアプリを搭載した初のスマートフォンが、auから発表されたようだ。
京セラ開発の「URBANO V04」というモデルだが、
スマホ初、ラジコとFMチューナ連携「URBANO V04」。通信量節約、災害時も - AV Watch>
アプリの右上のボタンで、FMとradikoを切り替えることができるらしい。
ただ、FMはイヤホンをつながないと受信できないし、FMとradikoのずれ(現在2分程度)は補正されないので、頻繁に切り替える人はいないだろう。
現物を見ても、やっぱり、FMとradikoを一つのアプリにする意義は見えてこなかったな。
TBSラジオ、「radiko」でリスナーの推移を1分単位で可視化。業界王者がデータ活用に本腰 - Engadget 日本版
さて、TBSラジオが「スペシャルウィーク」をやめ、radikoのリアルタイム聴取情報を重視する方針転換を発表していたが、その具体的な内容が分かってきた。
radiko.jpの筆頭株主でもある電通が開発した「リスナーファインダー」というシステムを、業界で初めて採用するらしい。
これにより、聴取ログデータを1分単位で可視化でき、生放送スタジオ内に設置されたモニターでその増減を表示することもでき、番組制作者はよりリスナーの動きを意識しながら放送できるようになるという。
このツールをより聴かれる番組作りへ活かし、データドリブンな放送局を目指すとのことで、2019年3月末までは試験運用を行い、4月以降本格運用されるそうだ。
実際に広告を取ってくる電通が、「リスナーファインダー」をベースに営業活動を行うのであれば、TBSラジオとしても、よりよい成果があげられると考えているのだろう。
ただ、この手法、テレビ業界ではすでによく使われている方法であり、効果がすぐさま分かるだけに、行き過ぎると、麻薬のように聴取率アップのためだけの過激な方向に走る危険性もはらんでいる。
その辺の歯止めの方針みたいなものが、現時点で聞こえてこないのはちょっと不安を感じなくもない。
全文表示 | TBSラジオが「スペシャルウィーク」をやめた ライバル局は豪華プレゼント&ゲストで攻勢 : J-CASTニュース
実際のところ、TBSラジオ以外の局が、「スペシャルウィーク」に、ゲストやプレゼントで聴取率アップを狙ってアピールする中、TBSラジオは、個別に番組で特別プレゼントなどを用意したりはしているが、確かに「スペシャルウィーク」という言葉は一切使わず、平常運転を装っている。
これで、2019年2月の聴取率がどういう結果になるのか、TBSラジオの聴取率連続No.1はあっさり終わるのか、その結果が非常に興味深いと思う。
全国100局、飽和する「ラジオ」は生き残れるか | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
一方、こちらの記事でも、ラジオ業界の将来について取材しているが、TBSラジオのようなキー局がradikoを重視し始めると、地方局はますます経営状況が厳しくなるだろう、とのことだ。
現在は、放送法のマスメディア集中排除原則に基づき、同一放送エリアで一つの企業が複数のラジオチャンネルを持ったり、新聞社や出版社などが直接ラジオ局を兼業することは禁止されているが、このままの営業状況が続けば、いずれはこの規制を緩和せざるを得なくなるだろう。
ただ、規制を撤廃したからと言って、ラジオ局の業績が急激に回復することはないだろう。
地方局が、お金を稼げるコンテンツを作れているとは思わないからだ。
今のまま行くと、例えば、東北地方の民放ラジオは一局だけになり、そこで制作された番組が東北6県に共通で流さざるを得ないような事態まで、衰退するかもしれない。
しかも、それは、そんなに遠い将来ではない気がするな。
関連記事:
FM+radikoのハイブリッドラジオから見える深遠:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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スマホ初、ラジコとFMチューナ連携「URBANO V04」。通信量節約、災害時も - AV Watch
まずは、以前ご紹介したradiko+FMのアプリを搭載した初のスマートフォンが、auから発表されたようだ。
京セラ開発の「URBANO V04」というモデルだが、
スマホ初、ラジコとFMチューナ連携「URBANO V04」。通信量節約、災害時も - AV Watch>
アプリの右上のボタンで、FMとradikoを切り替えることができるらしい。
ただ、FMはイヤホンをつながないと受信できないし、FMとradikoのずれ(現在2分程度)は補正されないので、頻繁に切り替える人はいないだろう。
現物を見ても、やっぱり、FMとradikoを一つのアプリにする意義は見えてこなかったな。
TBSラジオ、「radiko」でリスナーの推移を1分単位で可視化。業界王者がデータ活用に本腰 - Engadget 日本版
さて、TBSラジオが「スペシャルウィーク」をやめ、radikoのリアルタイム聴取情報を重視する方針転換を発表していたが、その具体的な内容が分かってきた。
radiko.jpの筆頭株主でもある電通が開発した「リスナーファインダー」というシステムを、業界で初めて採用するらしい。
これにより、聴取ログデータを1分単位で可視化でき、生放送スタジオ内に設置されたモニターでその増減を表示することもでき、番組制作者はよりリスナーの動きを意識しながら放送できるようになるという。
このツールをより聴かれる番組作りへ活かし、データドリブンな放送局を目指すとのことで、2019年3月末までは試験運用を行い、4月以降本格運用されるそうだ。
実際に広告を取ってくる電通が、「リスナーファインダー」をベースに営業活動を行うのであれば、TBSラジオとしても、よりよい成果があげられると考えているのだろう。
ただ、この手法、テレビ業界ではすでによく使われている方法であり、効果がすぐさま分かるだけに、行き過ぎると、麻薬のように聴取率アップのためだけの過激な方向に走る危険性もはらんでいる。
その辺の歯止めの方針みたいなものが、現時点で聞こえてこないのはちょっと不安を感じなくもない。
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実際のところ、TBSラジオ以外の局が、「スペシャルウィーク」に、ゲストやプレゼントで聴取率アップを狙ってアピールする中、TBSラジオは、個別に番組で特別プレゼントなどを用意したりはしているが、確かに「スペシャルウィーク」という言葉は一切使わず、平常運転を装っている。
これで、2019年2月の聴取率がどういう結果になるのか、TBSラジオの聴取率連続No.1はあっさり終わるのか、その結果が非常に興味深いと思う。
全国100局、飽和する「ラジオ」は生き残れるか | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
一方、こちらの記事でも、ラジオ業界の将来について取材しているが、TBSラジオのようなキー局がradikoを重視し始めると、地方局はますます経営状況が厳しくなるだろう、とのことだ。
現在は、放送法のマスメディア集中排除原則に基づき、同一放送エリアで一つの企業が複数のラジオチャンネルを持ったり、新聞社や出版社などが直接ラジオ局を兼業することは禁止されているが、このままの営業状況が続けば、いずれはこの規制を緩和せざるを得なくなるだろう。
ただ、規制を撤廃したからと言って、ラジオ局の業績が急激に回復することはないだろう。
地方局が、お金を稼げるコンテンツを作れているとは思わないからだ。
今のまま行くと、例えば、東北地方の民放ラジオは一局だけになり、そこで制作された番組が東北6県に共通で流さざるを得ないような事態まで、衰退するかもしれない。
しかも、それは、そんなに遠い将来ではない気がするな。
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