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エフエム東京の不正会計が表面化 [放送メディア]

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エフエム東京、過年度決算に不備か 第三者委を設置  :日本経済新聞

エフエム東京の今年6月の株主総会を前に、2019年3月期決算に関連し、このニュースが流れた。
不正会計の疑念から千代勝美社長ら11人の取締役のうち7人が退任する一方、連結対象範囲の判断に問題があったとして第三者委員会を設置したという。

この時点で、問題は、連結子会社であるデジタルマルチメディア放送の「i-dio」に関する赤字隠しだろうと言われていたが、

エフエム東京、不適切な株取引 新ラジオ事業の赤字隠す:朝日新聞デジタル

どうやら、その第三者委員会の調査結果が出たようで、「エフエム東京が、デジタルで放送する新しいラジオ事業で生じた赤字を隠すため、損失を抱えた子会社を連結決算から外す不適切な株取引を行っていた」ということを認定し、8月21日に会見を開いて調査結果を公表した。


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調査報告は、こちらのサイトにすべてPDFで公開されている。

赤字になっていたデジタル放送事業「i-dio」の子会社「TOKYO SMARTCAST」の株を、当時の社長と親しい企業に一時的に買ってもらい持ち株比率を下げ、連結対象から外し、エフエム東京が赤字決算に陥らないよう操作したというもので、外から見ても分かりやすい不正会計であった。

第三者委員会は、こうした株の移動は実態を欠いており、適切な取引ではなかったとし、エフエム東京に対し連結対象とするよう求めているそうで、もし、これで決算が修正されれば、エフエム東京の業績は大幅に悪化するのは間違いない。

調査報告には、これ以外にも、「TOKYO SMARTCAST」の倒産回避のための不透明な資金貸し付けや、八六東京事業の立ち上げと廃止。
さらには、東京マルチメディア放送株式会社からの過大な業務委託料など、問題が目白押し。

調査報告の事態を是正すると、「TOKYO SMARTCAST」はすでに債務超過状態であり、「TOKYO SMARTCAST」を含む「i-dio」関連企業は、開局以来、赤字を垂れ流し続けており、改善の兆しがないのも事実。

今回の発表で、株主からも厳しい追及があるだろうが、記者会見による発言では、エフエム東京としては、外部パートナーへの業務譲渡に含めて、放送を継続するために交渉を続けているそうで、まだ諦めたわけではないようだ。

でも、「i-dio」を黒字化できる外部パートナーなんて本当にいるのかな?
そのパートナーって、「放送をやめてネット配信に絞れば黒字化できる」程度に、安易に考えているんじゃないかな。
放送法の縛りって厳しいので、安易に考えて話に乗ると、痛い目に会うと思うぞ。

関連記事:
i-dioに新チャンネル「Voice Road Channel」:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ



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