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「ビューン読み放題スポット」はよく考えられたビジネスモデルだな [電子書籍]

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来店者に雑誌・マンガの読み放題スポット、ビューンが法人向けに提供 - ケータイ Watch

「ビューン」という個人向けの雑誌読み放題サービスについては、以前から知っていたし、試しに使ってみたこともあったが、継続して有料契約するほどの魅力を感じなかった。

その「ビューン」がこのたび発表した、店舗を展開する法人に向けたサービス「ビューン読み放題スポット」の内容を聞いて、そのビジネスモデルに、いたく感心してしまった。

「ビューン読み放題スポット」は、来店したユーザーが持つスマートフォンや店舗が用意したタブレットやパソコンのWebブラウザで、電子書籍の読み放題サービスを利用できるというサービスだ。
導入する店舗では店舗が契約するインターネット回線とWi-Fi設備を利用するだけで、来店ユーザーは、70誌以上の雑誌、1万冊以上のマンガを読むことができる。
雑誌は最新号が常に配信され、バックナンバーも提供可能としている。

このサービスの人気が出るのは分かる。

例えば、従来、美容室など滞在時間が長い店舗では、お客を待たせる時間つぶしに、たくさんの雑誌や漫画を毎号購入し、汚れないようにカバーをかけ、常備する必要があり、この金額は馬鹿にならないことが想像できる。
このサービスを導入して、パーマ中のお客には、雑誌を店で用意したタブレットで見てもらうようにすれば、こうした雑誌や漫画を買わなくて済むようになるし、人気の雑誌を複数購入したり、不要になった雑誌を処分するなどの手間も不要になる。

おそらく「ビューン読み放題スポット」の利用費は、そうしたお店で購入する雑誌の購入費よりも安く設定するだろうから、お店としても嬉しいだろうし、お客から利用料金を徴収することもないだろうし、読める雑誌、まんがの種類も増えるから、お客も不満はないはず。
また、その料金設定でも、物の売買が介在しない電子書籍なのだから、「ビューン」としては十分元が取れるはずだし、雑誌、マンガの版元も、元々、個人向けの配信に電子化されたものを、業務向けに配信するのだから、このサービスを行うための追加コストみたいなものはなく、実入りだけが増えるのでメリットはあるだろう。

そう考えると、版元もビューンもお店も客も誰も損をしない訳で、これはなかなか頭のいいビジネスモデルだと感心せざるを得ない。

すでにいくつかの法人で導入も決まっており、「スペースクリエイト自遊空間」「コミックバスター」「RAKU SPA 鶴見」「キング観光」「ヒノマルパチンコ」などの複合カフェや温泉施設、パチンコホールなどの500店舗以上が導入しており、2016年度以内には、ビジネスホテルやカフェなど業種も拡大し、約1000店舗に拡大される予定だそうだ。

現状は、スパやパチンコ、マンガ喫茶などの大きなチェーン店での導入が多いが、街の理容室、美容室などでも、料金体系次第では、今後一気に普及が進みそうだな。

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