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Google Arts & Cultureが「Manga Out Of The Box」を公開 [マンガ]

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Google Arts & Culture

「Google Arts & Culture」は、世界各地の美術館・博物館が所蔵する芸術作品、文化遺産を無料で鑑賞できるWebサービスだ。

サービス自体は、2011年に始まったものだが、コロナ禍で外出が制限される中、特に、注目を集めるようになり、現在は、600万以上の作品がアップロードされており、

Google Arts & Culture on the App Store

Google Arts & Culture - Google Play のアプリ

それらを鑑賞できるiOS/Androidアプリも提供されている。
こちらの方が見やすいと思う。

日本では、東京国立博物館など100以上の施設と連携しており、東京国立博物館の収蔵品である国宝や重要文化財が見られたり、最近では2019年に日本の食文化のコレクション、2020年に沖縄・首里城の歴史と復興を辿るコンテンツが追加された。

Googleが無料でマンガの歴史や影響を膨大なコンテンツから学べる「Manga Out Of The Box」を公開 - GIGAZINE

その「Google Arts & Culture」に、新たにマンガの歴史とその影響などを包括的に紹介する「Manga Out Of The Box」という特集コーナーが公開された、というので早速アプリで見てみた。

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Manga Out Of The Box ? Google Arts & Culture

経済産業省や手塚治虫プロダクション、藤子・F・不二雄ミュージアムなど13の機関、施設が協力し、公開まで3年間かかったという力作だけに、次のような様々なコンテンツが掲載されていて、なかなか壮観だ。

・マンガの源流といわれる「鳥獣戯画」について
・漫画における浮世絵の影響についての考察
・19世紀に西欧から流入したカリカチュアのマンガへの影響
・日本のマンガ文化の特異性
・マンガの聖地・トキワ荘に関する資料
・マンガ史における最重要人物の1人である手塚治虫にまつわる解説や評論
・手塚治虫以降に登場した高橋留美子、藤子・F・不二雄、水木しげる、石ノ森章太郎などの巨匠の紹介
・マンガジャンルの多様化に関する分析
・マンガ専門美術館の紹介

「日本の漫画」の歴史、特徴や表現手法などを、多角的な視点で知ることができ、7万点以上の原画、イラスト、セル画などを見ることもできる。
「ニュクスの角灯」の高浜寛さんの描き下ろし作品「歴史漫画考」が読めたりもする。

さらに、声優の水田わさびとシンガーソングライターあいみょんのマンガについての対談動画や、2021年に逝去された、みなもと太郎さんの、歴史漫画についてのインタビュー記事が掲載されていたりする。

Googleらしい新しい試みとして、「マンガ風キャラクターを描いてみよう」という、Google製AIの手を借りつつマンガ風キャラクターを描けるコーナーや、手塚治虫マンガをAIにディープラーニングさせ、新作を生み出そうとするプロジェクトなども用意されている。

言語も、日本語、英語、スペイン語、フランス語に対応(一部英語のみ)しており、海外の人も楽しめるようになっているのも、とても有益だと思う。

とてつもない力作コンテンツだと思うので、マンガ好きなら、一度は見て欲しいな。

関連記事:
「Euromanga」と「ユーロマンガ」の関係について:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ





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