欧米における「AI生成コンテンツと著作権」の議論が興味深い [著作権]
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条件に従い、動画を生成できるAIまで現れ始めた。
このようなAI技術の進展は、留まることはないだろう。
ただ、このようなAI技術は、ネット上に転がる様々な既存のコンテンツを学習して、それに基づき、新たなコンテンツを生成しており、その著作権は問題ないのか?というのは、様々な議論がある。
AIが生成した絵や文章に著作権は認められるのか?アメリカ著作権局がガイダンスを発表 - GIGAZINE
アメリカ著作権局が新たに発表したガイダンスでは、著作権があるコンテンツを学習することに対し制約は課さず、生成されたコンテンツについて、「プロンプトのみによって生成されて修正が加えられていないAI作品」に関して、そのままでは「人間の創作性はなく、人間の著作物とは見ることができず、著作権登録はできない」としている。
ただ、AI生成イラスト自体に著作権が認められなくても、そのイラストをコマ割りしてマンガを作ったとしたら、その部分については著作性が認められる。
その場合、部分的にAIを利用している場合でも、そのことを明記していることも求めている。
ただし、AI生成コンテンツも、「著作権保護の基準を満たすような修正」をすれば著作権登録可能としており、その具体例として、「PhotoshopでAI画像を修正すること」「AIが生成した音声をギターのエフェクターを使ってひずませること」などをあげており、この敷居は相当低いため、AI生成コンテンツに有利な著作権解釈となっていると言えそうだ。
そこには、自国企業が先行する「コンテンツ生成AI技術」の強みを、強大なビジネスに広げたい意図が感じられる。
AI学習データの開示を義務づける法案がEUで提出される - GIGAZINE
一方、欧州では、米国とは違い、学習するコンテンツに、一定のルールを義務付ける方針を打ち出している。
EUでは、2021年に起草されたAI法案で、AIシステムのサービス事業者に、学習データの詳細を開示する義務を課そうとしている。
これにより、著作権で保護されたコンテンツが学習されたAIで生成したコンテンツに対し、著作者が利益の分配を求めたり、訴訟を起こしたりできるようになる可能性があるという。
これも、また一つの案ではある。
ただし、これによりコンテンツ生成AIの技術活用が、大きく制約されることは間違いなく、発展を阻害する方向に作用しそうだ。
AIだけでなくIT技術では米国に後れを取るEUとしては、これまでも、随分、米国生まれのIT製品やITサービスに意地悪をしてきたが、AI生成コンテンツについても、同様に、米国の自由にはさせないぞ、という悪知恵も見え隠れする。
ここまで見てきて、米国と欧州で、AI生成コンテンツの著作権に対して、全く違った観点でルールを作ろうとしているのが面白いところだ。
では、日本では、どのような議論になっているのだろう?と調べると、これまた、米国とも欧州とも違うルールを打ち出しており、興味深いものとなっている。
議論が深まりつつある「AIと著作権」 ほか【中島由弘の「いま知っておくべき5つのニュース」2023/6/1~6/7】 - INTERNET Watch
何なら、日本の考えた著作権ルールって、欧米に比べても、一番妥当なのではないか?とも思えるほど。
ただ、これはこれで話し始めると長くなりそうなので、詳しくはまた後日書きたい。
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ただ、AI生成イラスト自体に著作権が認められなくても、そのイラストをコマ割りしてマンガを作ったとしたら、その部分については著作性が認められる。
その場合、部分的にAIを利用している場合でも、そのことを明記していることも求めている。
ただし、AI生成コンテンツも、「著作権保護の基準を満たすような修正」をすれば著作権登録可能としており、その具体例として、「PhotoshopでAI画像を修正すること」「AIが生成した音声をギターのエフェクターを使ってひずませること」などをあげており、この敷居は相当低いため、AI生成コンテンツに有利な著作権解釈となっていると言えそうだ。
そこには、自国企業が先行する「コンテンツ生成AI技術」の強みを、強大なビジネスに広げたい意図が感じられる。
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これにより、著作権で保護されたコンテンツが学習されたAIで生成したコンテンツに対し、著作者が利益の分配を求めたり、訴訟を起こしたりできるようになる可能性があるという。
これも、また一つの案ではある。
ただし、これによりコンテンツ生成AIの技術活用が、大きく制約されることは間違いなく、発展を阻害する方向に作用しそうだ。
AIだけでなくIT技術では米国に後れを取るEUとしては、これまでも、随分、米国生まれのIT製品やITサービスに意地悪をしてきたが、AI生成コンテンツについても、同様に、米国の自由にはさせないぞ、という悪知恵も見え隠れする。
ここまで見てきて、米国と欧州で、AI生成コンテンツの著作権に対して、全く違った観点でルールを作ろうとしているのが面白いところだ。
では、日本では、どのような議論になっているのだろう?と調べると、これまた、米国とも欧州とも違うルールを打ち出しており、興味深いものとなっている。
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何なら、日本の考えた著作権ルールって、欧米に比べても、一番妥当なのではないか?とも思えるほど。
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