前代未聞の「君たちはどう生きるか」の無宣伝戦略 [映画]
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宮崎駿の長編アニメ「君たちはどう生きるか」は2023年7月14日公開:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
宮崎駿の長編アニメ「君たちはどう生きるか」が、2023年7月14日に劇場公開されるが、いよいよ劇場公開まで1か月を切った。
『風の谷のナウシカ』『コクリコ坂から』『もののけ姫』、金ローで3週連続放送! スタジオジブリ最新作公開記念 /2023年6月16日 - アニメ - ニュース |クランクイン!
その割に、プロモーションと言えるのは、「金曜ロードショー」は、7月7日に「風の谷のナウシカ」、7月14日に「コクリコ坂から」、7月21日に「もののけ姫」が、3週連続で放送されるぐらい。
どうやら、上映前の試写会さえ、行われた形跡もないようだ。
宮崎駿、10年ぶりの新作『君たちはどう生きるか』は宣伝を一切おこなわない!? 最後の監督作なのになぜ・・ プロデューサーの鈴木敏夫がその理由を明かす - tvgroove
鈴木敏夫プロデューサーによれば、今回「君たちはどう生きるか」については、事前のプロモーションを一切行わない方針だという。
事前予告やCMも流さないし、試写会も行わない。
それどころか、未だ、声優のキャスティングさえ公開されていない。
TOHO THEATER LIST/君たちはどう生きるかシアターリスト
現時点で公開されてる新情報というと、上映映画館のリストぐらいしかない。
映画内容についてのヒントは、未だこのイラストのみ、と言っていい。
鈴木敏夫氏によれば、「スタジオジブリはこれまで、会社運営の一環として、自分たちが作った映画をたくさんの人に見に来てもらいたいと考えていました。そのためにいろいろ考えて、いろいろなことをしてきました。しかし今回は、その必要はないのではないかと考えたのです」と説明している。
なぜこんなやり方が成り立つのか、私なりの推測をしてみる。
通常、日本で、ビッグバジェットの映画を製作する場合、そのスポンサーを集めて製作委員会を立ち上げる。
その映画がヒットした場合に、その利益配分は、製作委員会で取り決められるが、大半は出資したスポンサーに持っていかれる仕組みとなっている。
Netflix、2月からジブリ作品を世界配信 日本・北米除く - 日本経済新聞
鈴木敏夫氏は、TOKYO FM「ジブリ、汗まみれ」にて、「君たちはどう生きるか」の制作費に関して、新たにNetflixとの配信契約を結び、その収入を充てていることを明らかにしている。
つまり、今回の映画製作において、スタジオジブリはいわゆる借金をしていないのだと思われる。
だから、今回の映画について、ジブリは損益分岐点みたいなものを設定する必要がないのだろう。
もちろん、宮崎駿の新作だから、それなりのヒットはするだろうから、必死で宣伝にお金をかけなくても、何も困らない状況があるのだと思う。
そして、スタジオジブリが、今後新たな映画を作る話が聞こえてこないため、宮崎駿が今度の映画で引退するとしたら、スタジオジブリの存在意義は、既存コンテンツの著作権管理のみとなる。
スタジオジブリ鈴木敏夫氏が社長復帰 星野康二氏は3月末で退任、6月退職へ 宮崎駿監督の新作完成をもって (オリコン) - Yahoo!ニュース
スタジオジブリ社長兼会長の星野康二氏が、2023年3月末で退任し、新社長には鈴木敏夫氏が復帰した。
星野氏は、ウォルト・ディズニー・ジャパン社長だったこともあり、スタジオジブリの海外展開を担うため、と言われていたのだが、それを敢えてこの時期に鈴木氏に戻すというのは、スタジオジブリをこれで畳む気なのかな、と思ってしまう。
もちろん、必要最小限の著作権管理の会社は残さざるを得ないだろうが、宮崎駿が亡くなったら、その権利自体も、ディズニーあたりに売却しても不思議はない気はするな。
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つまり、今回の映画製作において、スタジオジブリはいわゆる借金をしていないのだと思われる。
だから、今回の映画について、ジブリは損益分岐点みたいなものを設定する必要がないのだろう。
もちろん、宮崎駿の新作だから、それなりのヒットはするだろうから、必死で宣伝にお金をかけなくても、何も困らない状況があるのだと思う。
そして、スタジオジブリが、今後新たな映画を作る話が聞こえてこないため、宮崎駿が今度の映画で引退するとしたら、スタジオジブリの存在意義は、既存コンテンツの著作権管理のみとなる。
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星野氏は、ウォルト・ディズニー・ジャパン社長だったこともあり、スタジオジブリの海外展開を担うため、と言われていたのだが、それを敢えてこの時期に鈴木氏に戻すというのは、スタジオジブリをこれで畳む気なのかな、と思ってしまう。
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