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宮崎駿は引退せず [映画]

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インタビュー:宮崎駿監督、次回作に意欲 AI寄せ付けない創作力=ジブリ幹部 | ロイター

2023年9月7日から、カナダで開催されている「トロント国際映画祭」オープニング上映で、宮崎駿監督、10年ぶりの長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」が、国際プレミア上映されたそうだ。

「君たちはどう生きるか」海外メディアの評価まとめ トロント国際映画祭でお披露目 : 映画ニュース - 映画.com

映画については、賛否両論みたい。

エンタテイメント性が強い過去作品に比べ、映像体験を重視したアート志向の作品だったこともあり、海外でも戸惑った人も多いのかな、と思う。

それより驚いたのは、上映後、スタジオジブリの広報担当の西岡純一氏が、ロイターとのインタビューに応じて語った内容だった。

これまで作品を完成させるたびに「引退」を口にしては撤回を繰り返してきた宮崎駿監督だが、今回は言っていないらしい。

それどころか、早くも次回作を作る意欲を示しており、今も毎日スタジオに姿を見せて構想を練っているらしい。

82歳の宮崎監督なので、「君たちはどう生きるか」は、最後の長編作品となるだろうと思っていただけに、これは意外だが、嬉しいことだ。

『君たちはどう生きるか』作画監督が初めて明かした宮﨑駿との制作現場

「君たちはどう生きるか」で、宮﨑駿監督は、作画監督に本田雄氏を起用し、絵コンテより後の、作画工程を本田雄氏がまとめる体制をとった。

本田氏は、「エヴァンゲリオン」シリーズなどの作画担当してきた俊英アニメーターで、ジブリ美術館で上映する短編「毛虫のボロ」の製作で、初めて宮﨑監督と仕事をし、そこで見染められたらしい。

これまでは、宮﨑監督は、作画においても、全シーンの一コマ一コマまでチェックし、注文を付けるほど、深く関わってきたが、それが、年齢もあり、年々体力的に難しくなっていたことが、引退宣言の大きな理由だった。

それが、今回は口にしなかったというのは、「君たちはどう生きるか」で新たに構築した、本田氏が作画工程を責任持ってまとめる制作体制が、うまくいったということなのだろう。

82歳になった宮崎監督だから、いつまで仕事を続けられるかは本人も分からないだろうが、絵コンテまでしっかり作れば、あとは、自分が離脱しても、自分の望むクオリティの作品を完成させてくれる、という確信が持てているのかもしれない。

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コメント 2

関東のラジオ聴き

どうもです。
会社としてのジブリが日テレ傘下に入ることになったそうです。日テレは筆頭株主として約42%の株を保有した上で社長も派遣するとか(ただし、代表権は新社長と代表取締役議長という肩書きになる前社長の鈴木プロデューサーが分担)。日テレはかなり前からジブリの株を持っていたと思っていましたが(だから長編映画は「金曜ロードショー」で独占的に放送していたと思っていた)、これまでは作品毎に出資していただけだったようですね。
by 関東のラジオ聴き (2023-09-22 12:26) 

naniwa48

関東のラジオ聴き さん、こんにちは。
数年前に、ディズニー出身の社長が退任して以降、どうするのかと思っていましたが、落ち着くところに落ち着いたような気がします。

by naniwa48 (2023-09-24 22:36) 

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