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昨年の「M-1」「R-1」「KOC」「THE W」のこと [お笑い・芸能]

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実は、毎年、このブログでも取り上げていた「M-1グランプリ」「R-1グランプリ」「キングオブコント」などのお笑い賞レースについて取り上げていたのだが、昨年末は、全く取り上げなかった。

それは、「M-1」「R-1」に、「THE W 2020」を加えて、どれも優勝者のネタが、あまり自分に響かなかったことが大きい。

ただ、全く触れないのも何なので、遅まきながらまとめて感想を書いておきたい。

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R-1ぐらんぷり2020:優勝はマヂカルラブリー・野田クリスタル 無観客大会制す - MANTANWEB(まんたんウェブ)

2020年3月に行われた「R-1ぐらんぷり2020」決勝の優勝は、マヂカルラブリーの野田クリスタルだった。
自分のプログラミングスキルを活かして、自作したゲームを使ったネタという点が、新しいと評価されたらしいが、私的には、陣内智則がよくやるネタとあまり違いを感じず(陣内は自分でプログラムはしないが)、面白かったけれど新しいとは思わなかった。
また、以前にも書いたが、ピンネタでの仕事がほとんどないのに、出演可能な今の制度自体が、あまり好きではないので、その点でも自分には響かなかった。

『R-1グランプリ』大幅テコ入れに王者が苦言!|エンタMEGA

「R-1」については、2021年からは、名称をカタカナの「R-1グランプリ」に変更し、参加条件の突然の変更が発表された。
これまでは、芸歴不問で誰でも参加できたが、次回大会からは、今大会からは「芸歴10年以内」に変更され、アマチュアについても、「Rー1への出場が今回で10回目以内」との条件が付いた。
「M-1グランプリ」の参加条件は「コンビ結成10年以内」なので、「M-1グランプリ」より「R-1グランプリ」の方が、一気に参加条件が厳しくなってしまった。

おそらく、「R-1グランプリ」の視聴率が取れなかったり、優勝者がなかなか大ブレイクしない現状を変えるための施策なのだろうとは思うが、経過措置もなく、割と間際になってからの変更に、R-1を目指して頑張ってきたピン芸人から、悲鳴の声が上がったという。

「M-1グランプリ2020」、決勝進出者が決まる。ニューヨーク、オズワルド、ウエストランドなど | ハフポスト

そうしたピン芸人が、新たな目標を求めて「M-1」に参加し、「おいでやすこが」のような存在を生んだということらしい。

そこを改革するぐらいなら、まずは、コンビ芸人がピンで出場するのを真っ先に禁止するべきだったと思う。
優勝した芸人が、その後も、ほとんどピンでネタをやらないのでは、いつまでたってもピン芸人の地位が上がらないと思うな。

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ジャルジャルが「キングオブコント2020」優勝 - お笑いナタリー

2020年9月に行われた「キングオブコント2020」決勝では、ジャルジャルが優勝した。
漫才もコントもやるジャルジャルは、こうした賞レースでは、決勝まではいくものの、優勝にはあと一歩届かないことが続いたのだが、ようやくトップに立てた。

毎回、新しい笑いのアイデアを生み出し続けていたジャルジャルが、その姿勢を崩すことなく、ついにトップに立ったのは、素晴らしいことだと思う。

ただ、既に実力も人気もあり、世間からもそれを認められているコンビだけに、自分的には「爆上がり」というような気持にはならなかった。だって、優勝したネタより、もっと面白くて自分が好きなネタ、他に一杯、知っているから。

それが、わざわざ本ブログで取り上げる機会を逸した理由だ。

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吉住が優勝した「THE W 2020」を振り返る! 死のBブロック、爪痕を残したAマッソ、審査方法が話題に… | Pouch[ポーチ]

「THE W」については、一度も取り上げていないが、ジェンダーフリーの時代に、女性限定のコンテストを開催する逆行性に、違和感を感じるのと、第1回の決勝が全然面白くなかったのが大きい。

女性だというだけで、ピンでも漫才でもコントでもいいというのは、どういう審査基準で審査するのか皆目分からないし、第3回から登場した審査員のラインナップを見ても、全くポリシーが感じられなかったことで、わざわざ見る気が起きないのだ。

「THE W 2020」で優勝した吉住も、ネタはそれなりに面白かったが、じゃあそれが「R-1」だったらどうかと言えば、運が良ければ決勝に残れるかな?という程度の印象だ。

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M-1グランプリ 公式サイト

今年の「M-1グランプリ2020」の決勝は、12月20日(日)だったが、決勝進出者は、アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランド+敗者復活のインディアンズ。

錦鯉、東京ホテイソン、ウエストランドと、吉本以外の所属芸人が多く、しかも、初の決勝進出。
例年より、吉本所属も含め、関東勢が多いのも特徴だった。

さらには、「おいでやすこが」のようにピン芸人がM-1のために結成したプロジェクトがいきなり決勝進出したり、「錦鯉」の芸歴26年で49歳の長谷川が史上最年長で決勝進出し、「東京ホテイソン」の25歳のたけるとは、親子ほどの年の差があることも話題になっていた。

昨年同様、知らないコンビも多かったので、とても期待していたのだが、今年の最終決戦3組、マヂカルラブリー、おいでやすこが、見取り図のいずれも、私には強いインパクトに欠けたし、実際、最終投票は票が分かれ、マヂカルラブリーが優勝したものの、「これは漫才なのか?」論争も持ち上がった。
私は、それはくだらない論争だと思っているが、3組の誰が優勝しても、何らかの論争が起きた気がするような、微妙な最終決戦だった。

実際、マヂカルラブリーは、野田クリスタルが「R-1」も取っており、もっと注目を浴びてもいいところだが、昨年のミルクボーイほどは目立っていない気がする。

個人的には、インパクトには欠けたが、見取り図とニューヨークの漫才が好きだったな。

関連記事:
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コメント 2

映画マン

おいでやす小田がR-1出場できなくなったのは残念ですが、M-1で活躍できたのは良かったです! ピンでも面白いので、バラエティなどでピンネタもどんどん披露してほしいともいます。
M-1は決勝度のコンビも面白かったですが、やはりマジカルラブリーが一番爆発力あったかなぁ
個人的には見取り図が良かったと思います。
by 映画マン (2021-01-31 11:40) 

naniwa48

映画マンさん、こんにちは。
「おいでやすこが」は、元々M-1だけのユニットだったみたいですが、最近のインタビューでは、今後もコンビで活動するようですね。
漫才としての完成度は、私も、見取り図が一番だと思いました。
最終3組は、今、あちこちの番組に呼ばれていて、どれも今年売れそうですね。
by naniwa48 (2021-01-31 15:11) 

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